2010年 5月13日 やまねりゅうじメールマガジン 「沈黙の理由(ワケ)」 「熱い夏へ」他
◇ONとライバル(5月7日)
このところ、王貞治さん(元福岡ダイエーホークス監督)のインタビュー記事が新聞や雑誌に多数、掲載さ
れている。ON時代のこと、夫人に先立たれたり、癌に倒れたりといった人生の苦悩等々についても率直に語
られていて、王さんの人柄がもろによく出ている。
もう一人の雄である長嶋茂雄さんのことについては、決してライバルではなかったし、そう意識した事はな
かったという。意外だったのは、二人で酒を酌み交わしたことはなかった、という話だ。
長嶋さんは、ほとんど酒を嗜まないということもあるが、王さんにとっては、プロ野球デビューの時からス
ターだった人と自分は同格ではない、という思いだったようだ。
年齢も4才年下、ということで、遠慮もあり、自分から誘うこともできなかったろう。
長嶋さんのように下戸(酒を呑めない人)から他人を酒に誘うことは、やはり不自然であるだろう。
世間の眼とは違って、ONの二人の間では、しっかりとした序列が定まっていて、それでいて二人ともとら
われがない、といった関係だったのだろう。
野村沙知代さんが、「うちの主人は、長嶋さんより一日でも長生きしたいと思っていると思う」とテレビで
言っていた事があるが、長嶋さんの方は、多分、そういったライバル観には無関心だったのではないか。
ライバル関係というのは、本人が2人ともそう意識し、他人や世間もそう認識していることが条件と思うが、
これを満たすライバルというのは、そう滅多にあるものではないだろう。
ライバルの実態というのは、自分自身の目標に向けて真っ直ぐに走り続けているのに、隣に誰かが居ただけ、
といった感じなのかもしれない。
◇沈黙の理由(ワケ)(5月10日)
マスコミでは、「民主党内には閉塞感が漂っている、との報道があるが、どうなんですか」などと聞かれる。
政治と金、普天間の問題では、ご批判を頂いているのは事実だ。駅頭に立っていても、確かに厳しい反応が多
い。しかし、そんな中で「厳しいけど、民主党には何とか頑張ってもらいたい」という有難い励ましもかなり
頂いている。それは、単なる声かけでなく、「こう主張すれば国民も納得するよ」という言い方や、政策の訴
え方にまで触れて頂いての熱い応援の声である。
こんな逆風下でも、わが党に励ましの声をかけて下さるのは、コアな強い支持者の方であり、『我々は、こ
ういう人々によって支えられているのだな』と実感した。
それでも改選期を迎える現職の参院議員の皆さんの思いには深刻なものがあると思う。
我々が国民の皆様にお約束したマニフェストは今、着実に実行に移されつつあるのに、それが正しく伝わっ
ていない。1年で成せる事もあるが、その1年も未だ経っていない。お約束は4年間で概ね果たさせて頂こう
というものであるのだが、一部に誤解も生じている、といった思いもあり、参院選を前に正直のところ、私自
身、焦燥感も日々募ってきている。
党内では、極(ゴク)一部の人が党幹部に対し、批判的言動を発しているが、多くの議員は沈黙している、
と報道されている。そうして、それを以て閉塞状況だと論じられている。
しかし、こういった状況下で大切な事は、外に向けて党内批判をする愚を犯さないことである。前麻生内閣
は、閣僚による総理批判や党内批判により、アッという間に自壊していった事は生々しい程、記憶に新しい。
私は今、批判に晒されている鳩山総理にしろ、小沢幹事長にしろ、決して私利私欲で自らの進退を考える人で
はないと確信している。党の為、天下・国家の為にだけ、どう自らを処するのかを考える人である。それは、
目先ばかりを見るのではなく、中・長期を見据えた上での判断となるだろうと思う。
お二人は、留まるも退くも、私はベストの選択を今度もされていくと信じている。そして、その結論を私は
支持し、尊重していこうと思う。そして、これが多くの議員の沈黙の理由(ワケ)であると思う。
◇マイペットの終末期ケア(5月11日)
愛犬のレオも猫のピッピも同じ年で14才になっている。犬の方は、大型犬というのは平均寿命は10才位
と言われており、獣医さんの話では、14才になると、人間で言えばもう100才を越えているという。後足
の状態は一進一退で、全く歩行できなくなっている日もあれば、ヨレヨレしながら200M位の散歩をできる
日もある。排便も目立たぬ道の端で済ませていたものが、この頃では踏ん張れないこともあり、道の中央でも
お構いなしである。
耳も遠くなってきて、大声を出さないと音が届かないようで、結果として、私の言うことを聞かなくなってき
ている。というより聞けなくなってきている。これから先のことを考えると、動けなくなった時、排便等をど
うしたら良いものか心配である。
一方のピッピも体調を崩している。レントゲンで診てもらったら、腎臓を悪くしているらしい。手術しても
元気はなくなり、余命も短いとあと一年程だという。高齢に至っていて、今から手術させても体調が戻らない
のだとすると、手術の意味は失われる。それなら寿命が尽きるまでのんびりと余生を送らせてやろうという、
わが家での結論を出した。乾き物のキャットフードはもう食べなくなってきていて、魚なんかも手の平に乗せ
てやらないと、なかなか食べなくなってきている。
『もう充分』というまで手の平に餌を乗せておく訳だが、又、この時間が5分程なのだが、とても長く感じ
られる。
◇大きな不安 小さな痛み(5月12日)
地球物理学者の桜井邦朋先生の"命は宇宙意志から生まれた"という本を、タイトルに惹かれて書店に申し込
んで購入した。
インタビューを本にまとめたものであり、読み易く、読みの遅い私でも2日間で読了することができた。タ
イトルのイメージとは全く違い、宇宙や太陽系、そしてわが地球のことを、あくまでも科学的に解り易く解説
してくれたものであった。
地球の寿命、太陽の寿命は、まだまだ永く数100億年先のことではあるが、桜井先生のお話が科学的、具
体的であり、その生命が尽きる時をイメージできてしまい、とても寂寥感を覚えてしまい、淋しくなった。
我々の太陽のような恒星が、天の川には1,000億??2,000億もあり、更に天の川のような星雲、宇
宙が数千億単位であるといった話を聞くと、もう無限の星々が宇宙に在るのだということを思わずにいられな
い。
そこまで思いを広げないとつまらない心配性ではあるのだが、私は太陽の惑星であるわが地球の果てるとい
う現実に起こる事態を受けとめられない。
これが本当の杞憂ということかもしれないが。
国会という職場、政治というステージに於ける種々の心配や不安も別の途轍(トテツ)もない心配で打ち消
しているのは、大きな痛みを、自らの肉体に思い切りツネるなどして、更に大きな苦痛を与えて我慢するよう
な自虐的行為に似ているかもしれない。
◇熱い夏へ(5月13日)
愈々、夏が近づいてきた。
庭の藤棚に紫色の美しい花が垂れ下がり、軒下の既存の巣に今年もどうやら燕が卵を産み落とし、雛がかえ
っているのだろうか、陽が沈むと親鳥が番(ツガイ)で巣の縁(ヘリ)に留まり中を見守っている。近所の農
家は、田植えの準備で慌ただしくなってきている。
参院選まであと2ヶ月だが、今年の夏は選挙が終わるまでゆっくり夏の風情を楽しむことはできない。
国会が6月16日、予定通り閉幕となれば、決戦の熱い舞台に出陣となる。
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