18.税制改革 |
|||
多様な生き方の選択を尊重するシンプルな税制をめざします。 |
|||
|
|
自公保政権は、何らの改革理念も財政再建への道筋も示さないまま、景気対策と称して無責任なバラマキ減税、一部の人たちだけを優遇する所得税・相続税の累進税制緩和、キャピタルゲイン課税などの改革先送りの議論を続けています。民主党は、このような政策をすみやかに転換します。民主党は、何よりも国民が安心できるしっかりとした社会保障の財源基盤を確立することが重要と考えます。また、税制を簡素でわかりやすいものにし、税制の公平と信頼を取り戻します。国民の多様な生き方の選択を尊重する立場から、個人所得課税はジェンダー・フリー(性別役割分業を固定化しない税制)、エイジ・フリー(特定年齢層だけを特別扱いしない税制)であるべきです。また、租税特別措置などの政策税制については縮小の方向で整理をすすめますが、日本経済の再生と持続可能な社会への脱皮をめざしニュービジネスや環境問題に思い切った政策税制や新しい社会システム税制を導入します。 |
||
|
1.多様な生き方の選択を尊重するシンプルな税制を実現します。 |
|||
|
|
〜複雑な所得控除を子育て支援などの社会保障給付に転換〜 地性別役割分業を固定化している所得税の体系を、男性も女性も所得に応じて負担する所得税に改めます。扶養控除や配偶者控除などの人的控除は、所得税制を複雑なものにし、その課税最低限を引き上げているだけでなく、所得控除であるがゆえに高い累進税率の適用される高額所得者に有利な仕組みとなっています。人的控除を見直し、その財源を子育て支援策(児童手当の抜本的拡充、育児・介護休業給付の引き上げ、保育サービス拡充など)を中心に本当に必要な社会保障給付等の財源に転換します。この改革により、課税最低限は下がりますが、子育ての経済的負担の重い低中所得層の実質的な負担はむしろ軽減します。 〜所得税の総合課税の実現〜 利子・配当などを他の所得と合算して課税する総合所得課税を実現します。このため、納税者番号制度を導入します。 〜納税の選択肢拡大〜 納税手段の選択肢を拡げます。サラリーマンの年末調整と確定申告の選択制度を導入します。また、インターネットを通じた電子申告納税制度を早急に導入します。NPO寄付金控除制度等については、税額控除方式の導入なども含め、いっそう充実させます。 〜基礎年金の税方式への転換〜 世代間の不公平を解消します。全国民共通の基礎年金は全額税でまかなう税方式に改めます。また、上記の趣旨で公的年金課税の検討を行います。 〜消費税を信頼できる税制に改革〜 消費税については、課税上の不公平を解消するため、インボイス制度を導入するとともに、課税売上3,000万円以下の事業者の免税制度、課税売上2億円以下の事業者の簡易課税選択制度については縮減の方向で全面的に見直します。 〜国民の監視・異議申し立てを充実させる〜 サラリーマン税制改革の一環として、納税者による更正の請求、異議申し立て、納税猶予などの納税者の地位と諸権利の保障を明確にした「納税者権利憲章」を制定します。また、納税者教育を推進するとともに、脱税への制裁・罰則を強化します。 |
||
|
2.日本経済の再生と、持続可能な社会に脱皮するため、ニュービジネスや環境問題に思い切った政策税制、社会システム税制を導入します |
|||
|
|
〜地方税源の抜本的拡充〜
地方分権の推進に必要な地方税財源を確保します。所得税の一定部分を地方税に移譲することにより、国と地方の税収を1:1に改めます。法人事業税については、経済情勢や中小企業の実態も踏まえつつ、応益課税の観点から薄く広く負担する外形標準課税に改めます。地方自治体の課税自主権を拡大します。 〜ニュービジネス・ベンチャー支援〜 ニュービジネス、ベンチャー企業の創業を支援するため、創業5年以内の中小ベンチャー法人について、法人課税を減免します。また、これらの企業の直接金融による資金調達を円滑にするため、エンジェル(中小ベンチャー企業に投資する個人投資家)税制を拡充します。増加試験研究費に関する税額控除制度を恒久税制に改めます。 〜環境保全・資源循環型税制の導入〜 環境負荷軽減に資するものについては税を軽減し、環境負荷を増大させるものについては税負担を重くするという基本的考え方に立った税制の仕組みを整備します。地球温暖化防止のため、炭素・エネルギーを対象とする環境税を早期に導入します(他に転換不可能な原料炭・ナフサ等の原材料としての使用は対象にしません)。これに伴い、課税対象が環境税と一部重複する自動車関係諸税及び石油関係諸税については、その複雑多岐にわたる仕組みの簡素化、暫定税率をはじめきわめて高率となっている税率の引き下げを含め、道路特定財源のあり方を抜本的に見直します。また、電力料金にかかる電源開発促進税についても、今後、その仕組み、税率、使途などについて見直しを検討します。都市近郊の里山・雑木林の保全、都市周辺の水道水源の確保、リサイクル・デポジット制度の普及にむけ、地方環境税制の充実を支援します。 〜土地課税の適正化〜 固定資産税や相続税における土地の評価、土地譲渡所得税など土地をめぐる税制のゆがみを是正し、適正な土地利用の促進を図ります。 |
||
▲「選挙政策」メニューに戻る |