■2003年4月17日発行号

▼地方議員の経済生活( 4月11日)

やたらと地方選挙に本気で立候補を勧める人がいるが、私は慎重にするように心掛けている。何故なら、個人個人が置かれている環境は様々で、本人にとっては人生の一大転機になるであろう立候補という選択が、本当にその人の人生に幸いな事であるのかどうか、見極めざるを得ないからだ。さしずめ、敗れた時の経済生活はどのように営めるかは私の最大関心事だ。当選できたとしても、市町村会議員の報酬だけで生活できる議会は少ない。有っても支出を考えれば、平均的サラリーマンの経済生活は無理だと覚悟しておかなければならない。

知人の地方議員にこの選挙で勇退する人がいて、「老後」を語ってくれたが、議員年金は議会によって大きく違う。月例報酬の3分の1が年金額だが、月3万円位〜20万円位と幅がある。日本の地方議会のスタートはフランス議会がベースにあるので、議員の数がやたらと多い。総務省の市町村合併推進の理由の1つに、議会費の削減がきっと頭の隅にあるに違いないが、どこの議会も大抵、議会費は1%だから、そう大きな削減にはならない。私はそれよりも、地方自治法を大幅に改革して地方議会議員の定数を大幅に削減した方が良いと思う。そして、どこの議会でも議員の報酬だけでも普通の経済生活が営めるように措置をとっていくべきではないか。そうすれば、もっと優秀な人材が地方議会に集まってくるし、予算の大幅な削減も可能だと思う。


▼統一地方選( 4月14日)

前半戦が終わった。地元民主党埼玉県連の戦績は、県議選では公認・推薦合わせて8議席となった。更に会派を一緒に組んできた県議も加えれば、おそらく県議会の会派としては、公明の10議席を上回ることになるだろう。会派として考えれば自民党に次ぐ第2の勢力となり、大きな影響力を県議会で持つことになった。また、県下初の政令指定都市の選挙となったさいたま市議選は5名(公認4名、推薦1名)全候補が勝利し完勝だった。

4年前は県議選で公認3名で挑み、2名当選だった事を考えれば、約4倍増だから県議選では大躍進とも言えるだろう。いずれにせよ、前半戦は勝利した。勝因は、候補者本人と連合などその支援者の協力、努力が第1に挙げられるが、民主党が非自民の受け皿として、再び認知され始めたことも大きな要因の1つになっていたと思う。

全員勝利となったさいたま市議選で、もっと候補者を擁立すべきだったのではないか、と指摘されるが、わが党はあくまでも選挙は個人の責任と負担で戦う訳で、挙手する者がなければ立候補を見送らざるを得ない現実がある。民主党は自由主義の政党で、選挙については党が経済的、組織的、全責任を負うシステムとなっていないし、又、それで良いのだろうと思う。

自民党にとって替われる政党としてのわが党に与しようとする個人と団体の意志によって初めて、候補者の擁立が可能となる。民主党は、独楽が回り続けるように当面、勝利し続けなければ活き難いという宿命を負った政党と言えるのかもしれない。


▼知事選に関する失言( 4月15日)

ついつい口を滑らせて反省している。神奈川県知事選では民主党に所属していた松沢 成文氏が当選した。労組批判を繰り返してきた同氏には、直接この問題で抗議したり党の理論誌に反論を投稿した事などもあった関係で複雑な思いがあるが、同じ党に属していた仲間として当選を喜びたいと思う。おそらく、地方分権の推進という事ではかなりの実績をあげるのではないだろうか。選挙前、急に出馬表明した田嶋 陽子さんと国会内でバッタリ出会った。同期生として知己でもあり、思わず「頑張って」と言ってしまったことがあったが、すぐに「しまった」と反省した。しかし、もうあとの祭り。ニコニコと「ありがとう」と言われてしまった。

各知事選が終わった翌日・月曜日の決算委員会に石原行革担当大臣が出席して答弁に立っていた。委員会の合間、私はトイレで用をたしていたら、石原さんが入ってきて眼が重なり笑顔で会釈されたので、自然と「(都知事選)おめでとうございます」と言ってしまった。「いや〜・・・」とここでは詳細は書けないが、選挙でのあれこれを少し話してくれた。一方の候補者である樋口 恵子さんには知人の勧めで、私が最初、県会議員選挙に出た時、応援に来て頂いた事もあるので、忸怩(じくじ/すっかり恥じ入る)たる思いが生まれた。やはり石原大臣への祝意は避けるべきだっただろう。


▼田 英夫さんの再登場( 4月16日)

田嶋 陽子さんの神奈川知事選出馬に伴う繰り上げで田 英夫さんが比例で復活された。テレビのニュースキャスターとして寵児のように国民的人気を誇っていた人だっただけに、本会議での新入議員の紹介の時、当選回数の少ない議員が座る筈の前方の席に田さんが腰を下ろす様子を見て、民主党席から思わず「田さんがあの席では何か変だネ」といった声が発せられた。「そうだよネ〜」との同意の声で議場がざわつく場面が生まれたのも、田 英夫さんの大物の証かもしれない。

私のすぐ斜前の議席だったのでミーハーっぽく暫く様子を見させてもらったが、隣の福島 瑞穂さんと何やら言葉を交わしていた。新旧のスターが横に並ぶ姿をどのように捉えたら良いものか、戸惑う思いがしたが、本会議が終わり廊下で私のすぐ前を歩く姿には小柄ではあるが、ある種の風格が漂っていたことは確かだ。


▼筋力の弛緩( 4月17日)

選挙準備などでこのところ時間が無く、1ヶ月程泳いでいなかった。久々に統一地方選前半選が終わった先日(投票日)、プールに泳ぎに行ったが、筋力がかなり弛緩していた。私は心肺機能が弱っているかと思っていたのだが、それ以前に筋力が弱くなっていて、泳いでいて直ぐに腕の筋肉がギブアップしてしまい、早々に上がらざるを得なかった。

私はストレスはあまり溜まらない方なのだが、やはり時折、スポーツで汗を流すと活力が甦ってくるように思う。「忙しいんではないですか」と聞かれる分には気にならないが、「こんな所にいて良いんですか」と言われたりする度に言い訳するのが億劫で、変装するかのようにロッカールームからゴーグルを着けているので、知人と会っても気付かれない。自分でも自意識過剰かなと思うこともあるが、自然と自己防衛本能が出てきてしまうのは、何とも情けない事ではある。


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