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■2002年12月19日発行号
▼臨時国会を終わって(12月13日)
小泉総理は、「盛り上がりのない国会」とまるで他人事のように言い放ったが、経済関連法案や補正予算も出せずに終始したことの責任はどうだったのか、と問いたい。民主党も人事で混乱し、経済・雇用や不正疑惑で徹底的な追及が果たせず仕舞いとなった事は事実で、反省すべき点が多かった。
今国会では文教科学委員会で2度、私自身、質問に立ったが、愈々、来年の通常国会には教育基本法の改正案が出てきそうで、大仕事となりそうだ。教育や国防では党内議論も活発になるだろうが、国民の幸福を唯一の物差しとして、難しい国会に挑んでいこうと思う。
▼パーティー(12月14日)
昨日12月13日に、地元川越でクリスマスパーティーと銘打って、私の国政報告会を開かせてもらった。夏にやったパーティーは会費3000円で一般の支持者の方々にお集まり頂いたものだが、今回のパーティーは政治資金集めを目的としたもので2万円会費となっていて、大概は団体や企業関係者の方々にお出で頂いた。
党本部からは岡田幹事長に来て頂くことになっていたが、緊急役員会が開かれ欠席になるとの連絡があり、急遽、岩國哲人副代表に都合をつけて頂いた。パーティーは2部構成になっていて、1部では動物占いを創り上げた弦本将裕先生の講演だったが、参加者は爆笑しながらも「企業内での人間関係づくりに参考になるかもしれない」などと好評だった。
政治活動には正直言って金がかかり大変で、やはりパーティーで浄財を集めなければやっていけないのが実情だ。先日、ある記者から愚痴を聞かされた。自民党議員の内密な会談も、その場所を捜すのはそう難しくないそうで、国会周辺の料亭を片っ端から洗えば判るのだそうだ。しかし、民主党議員の会談は、居酒屋や焼肉屋、おでん屋等でやっているから、お店の数が多すぎてとても捜し出せない、とのこと。
政権政党と野党との違いもこんなことでも歴然としているが、今回の党の混乱劇の中にあって、私達気の合った仲間との内密な相談は、早朝や深夜の時、食べ物はいつもサンドイッチとお茶だけだった。
▼初めてのテニス対外試合(12月15日)
所属するクラブの大会には何度か出場しているが、外に出ての試合は初体験で、地元川越市主催の団体戦だった。6人による私のチームはベテランズというチーム名を付けたが、平均年齢64才という高齢チームだからむしろ「コーレーズ」の方が良かったかもしれない。戦績は0勝3敗の完敗だった。私も国会議員になってからはほとんどラケットも握れず、凡ミスが多く迷惑を掛けたが、皆、腕前の方はそう差はなかったので、気楽だった。寒さのせいもあるだろうが、汗をかく前にいつの間にか試合は終わっていた。「来年こそ頑張ろう」という言葉を口にする者もいなかったが、練習して挑めば、もう少し何とかなっていたかもしれない。3試合のうち2試合は東洋大学工学部のテニスクラブと愛好会のグループとの対戦で、正に孫との戦い、という感じだった。
▼本田宗一郎と井深 大 展を観て(12月17日)
過日、特に案内状がきた訳ではないが電車の吊り広告を見て、江戸東京博物館での「本田宗一郎と井深 大 展」を見てきた。ホンダとソニーを創り上げてきた2人の偉人を、時代を追って組み合わせながら製品を展示し、写真を飾り、パネルに解説文を貼り付けるという特段、変わった展示ではなかった。
この企画の発案者が2人を交錯させたいという意図は解るが、やはり無理があったと思う。2人は異業種でそれぞれ大を成したのであって、直接的な関わりを持っていた訳ではないから、融合したストーリー性を醸し出すことはできない。同日に隣り合わせの別のコーナーでの展示ならおもしろかったのではないか。あるいは、本田宗一郎と藤沢武夫、井深 大と盛田昭夫のコンビに焦点を当て、それぞれに突っ込んで人間模様を見せてくれれば、という思いもする。
▼「リュシス」プラトン著を読んで(12月18日)
友情について、ソクラテスの街の若者達との議論を記したものだが、議論の中で例え話に、白髪のことを用いたり、自らを老人と言っているところから、ソクラテスが私と同じ50〜60才位の時のことではないか。私にとり友情は10代の時の関心事ではあったが、結婚をし家庭を持って50才を半ばにしている今、とても照れ臭くて、まともに人と友情論を語り合えるものではない。
本書の前半のところでは、美少年をめぐる友情についての件があり、これは文字通りプラトニックではあるが同性愛をめぐる話かと思って読み進んでみると、一般的な友情論であることが解った。私にとっては途中で放り出したくなる程バタ臭く、理屈っぽい論述で、とても日本人の感性に合うものではないと思った。自分だったらソクラテスにこう反論する、と考えてみたりもしたが、そのうち、こんな議論が何になるのか、という気になってしまった。
深夜、21才になる息子には私の友情論めいたものを話してみたら、「全く同感」と深く頷いてくれた。家庭内のプライバシーでその内容は書けないが、やっぱりとりたてて話し合わなくても、2人は親子なんだな、とつくづく血脈を覚えずにはいられなかった。
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メルマガはこれで今年は終わりとなります。
来年は 1月 9日からの発信となります。
1年間、ご愛読ありがとうございました。
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