■2002年11月14日発行号

▼海外視察報告(4)(11月 9日)

▽レバノン訪問
シリアのダマスカスから陸路、バスでいくつもの山を越えてベイルートに入った。国境を越えると間もなく、白い高層のビル群が眼に飛び込んできた。13年前まで15年間に亘る内戦を繰り広げてきた国とは、とても思えないほどの復興ぶりで、長い歴史で築き上げられてきた国の底力を見せつけられたような気がした。ベイルートは中東のパリともいわれていたオシャレな都市であったが、そう遠くない日に新たな華やいだ都市づくりが完結することだろう。

仲間と夕食後、街を散策してみたが、所々に自動小銃を持った兵隊がいて、海岸通りでワイワイ騒いで楽しんでいる若者達の姿を見ると、警備は不必要で不釣り合いに映った。散歩を終えホテルに戻ったのは21時過ぎだと思うが、ちょうどホテル内の宴会場で結婚披露宴が開かれるところだった。この国では会社等の勤務時間が8時〜14時のところが多く、昼寝をする人が多いのだという。そこで披露宴も夜の9時や10時に始められ翌朝まで続くこととなる。日本の感覚とはかなり違う。

ジャーベル レバノン・日本友好議員連盟会長はハリーリ首相訪日にも同行していて、先般、メルマガでも紹介させて頂いたが、2度目の訪日も果たした親日家で、建設業や観光業も手がけている実業家でもある。我々の訪問にも喜んでくれ、わざわざ個人で歓迎会も催してくれた。ここで私は子供の時から決して口にすることのなかったニンジンと出会うことになった。しかし、レバノン産のニンジンの何と美味かったことか。塩気が効いていてサッパリ系。言うこと無しだった。ジャーベル氏はレバノン内戦以来わが国との経済関係があまり活発でないことを指摘し、今後の交易、資本投資に日本への強い期待を表明した。

私にとり、ハンムート外相との会談は思い出に残るものとなった。外相は、レバノンの内戦については、決して報じられているようなイスラムとキリスト教の戦いではなく、周辺国の様々な思惑で混乱し内戦となったとの見方を示し、武器をそれらの国々から供給され続けていたことをもってしても、そう断言できる、と語った。そしてアラブとイスラエル問題等、世界が(平和の為に)まとまっていくのには2つの条件が必要だと力説し、第1に、国際(主に国連)決議への誠実さ(遵守)。第2にヨハネスブルグで開かれている環境サミットなどのような世代間の相互理解、を挙げた。そこで私はイスラエル問題について思い切って、国連の諸決議を守るべしとの主張は、諸外国とも共通したものだが、何故、イスラエルは守れないのか、心の奥底の問題が、何か有りはしないのだろうか、と聞いてみた。外相は率直に2つのことを語ってくれた。1つはイスラエルには選民思想があり、何をやっても自分たちは神から許されるのだという思いが強いということ。2つは、「平和」を歴史の中で経験していないから、平和のもたらす果実や利益に鈍感になっているのではないか、ということ。又、他の民族への信頼がなく、力に頼りがちだ、とも指した。私には聞いていると解るような気もしたが、イスラエルを私自身訪問したこともなく、一方の話だけで政治家としての判断材料とする訳にもいかない気がする。機会があれば、イスラエルの高官からの話も聞いてみたいと思う。

ハリーリ首相との会談で印象深かったことは、わが国を極めて高く評価していて敬愛の念を持たれている、ということであった。これは、訪問したイスラム4ヶ国全てに共通したものであったが、ハリーリ首相のわが国への評価は特に際立ったものだった。今、レバノンは経済的困難が甚だしく国債で苦しんでいる。レバノン支援国会議を年末にパリで開くので、日本も是非参加して支援して欲しい、と強く我々に要望する言葉に力がこもっていた。「小泉総理に必ず伝える」と約束して我々は会談を終わった。



▼委員会における議員間論議(11月10日)

先週6日、国際問題に関する調査会で中東訪問の報告を視察団員が全員10分ずつ行った。アドリブで行う者、原稿を読み上げる者、簡易メモを持ち込む者、5者5様(この他、調査会長報告)であったが、報告の後、報告者に対して自由に質問が行われた。事前に質問内容が分かっている訳ではないので多少の不安もあったが、私も2度、答弁を指名されそれなりにお答えしたが快い緊張があった。

政府への質問には数字的なもの等もあり、質問の概要は委員会の前に予め通知しておくのだが、議員間での議論はノビノビと自由に行われるので傍聴者など聞く側にとっては、かなりおもしろいものと映る筈だ。自民党委員の質問にも、自民党の山崎委員は反論しながら答えていたし民主党委員から私に向けられた質問にも、私も反論を若干しがら答弁した。

議会での答弁は市議会議員の時以来2度目だが、アドリブでのやりとりは議論が生々しく、時により迫力が出てくると思う。又、機会があればやってみたい気もする。

★☆会議録はこちらです☆★
  http://www.sangiin.go.jp/japanese/frame/joho2.htm



▼チェチェン論争(11月11日)

7日の文教科学委員会で西岡議員(元文相・自由党)が前日の小泉首相と小沢党首との論争を引き継ぐ形で、ロシアの劇場での惨劇について遠山文相に論争を挑んでいた。小泉首相はこの事件について明確な姿勢を打ち出さず、国内問題であると答えていたというが、中・高校生から教師が学校の現場で質問を受けたら、何と答えたらよいのか解らないではないか、国務大臣としての立場から明確に答えてもらいたいと質した。これに対し、文相は「テロはダメ」といった趣旨の答弁をしたが、更に西岡議員が追及するので「それでは西岡議員はどう考えておられるのか」と逆襲した。西岡議員は「テロはいけない。しかしチェチェンの独立については、ロシアに働きかけてはどうか」と発言した。

小泉・小沢党首討論を見ていなかったので私も知らなかったが、自由党の考え方は解った。しかし今、日本政府がもしチェチェンの独立に支持を与えるようなメッセージを世界に発信したら、私は取り返しのつかないことになってしまうと思う。何故なら、テロの効果を世界のテロリストの前にそれは示すこと以外の何物でもないからだ。小泉総理と遠山大臣が答弁をあいまいにしたことは正しかったと思う。世の中には、暫くの間、放っておいた方が良いこともある。



▼地元の誼(11月12日)

地方議員の皆様に集まって頂き研修会が開催された。私が実行委員会の事務局長を務める事になり、講師の先生は私に縁の深いお2人になった。1人は総務省事務次官から現在、全国知事会事務総長の嶋津 昭さんだ。嶋津さんは私と同じ埼玉県川越在住の誼(よしみ)で強引にお願いしたところ、ご快諾を頂けた。地方財政を中心とした専門的なお話だったが、参加者からはすごーく勉強になったと好評だった。もうお1人は同じく埼玉県志木市長の穂坂邦夫さんで県議会議員当時、自民党県連の幹事長をされていたが、党派を超えてお付き合いさせて頂いた間柄だ。市職員の半減案など次々とユニークな政策を打ち出し全国紙にも度々、登場しているアイデア市長さんである。

研修会が終わり参加者から様々な感想が寄せられたが、お2人の講演に高い評価がとても多く、企画した私としては、本当に嬉しくなってしまった。私が聞いていても「一般質問で直ぐに使えるな」というネタが盛り沢山だった。穂坂市長の話を聞いていた志木市から参加した山崎議員は「あんなにノビノビと話す市長とは思わなかった」と言っていたが、慎重さが求められる議会での発言とは違い、市長自身も講演を楽しんでいたのかもしれない。



▼禁酒(11月13日)

私の亡くなった親父は、1年に何度も「禁酒」「断酒」と自ら筆で書き、家中に何枚も張り紙していた。1週間と続きはしなかったが、「又かよー」と私は母といつも笑っていた。

その私もやはりDNAの由だろうか。同じようなことを繰り返している。張り紙こそしないが、「もう止めた」といつも公言しているが、やはり5日と続かない。宿酔の時など、余計な事をしゃべったのではないか等、考え始めるとかなり落ち込む。

もう40年にもなるがわが友「酒」との付き合いは、これからも続く。「酒よ!よろしく!」



☆★☆ 2002 政経クリスマスパーティー のご案内 ☆★☆

 ◇日 時  平成14年12月13日(金) 受付17:30-
 ◇第1部  講演会 18:00-19:00
       仕事に役立つ「個性心理学講演」/弦本 將裕氏
 ◇第2部  懇親会 19:00-21:00
 ◇会 場  川越東武ホテル (川越市脇田町29-1)
 ◇会 費  20,000円

 ▽どなたでもご出席頂けます。
 ▽第1部にはあの動物占いでお馴染みの講師をお招きします。
 ▽第2部では、山根りゅうじこの1年の国会報告もさせて頂き
  ます。
 ▽参加ご希望の方、お問い合わせは 山根 隆治 川越事務所
  (TEL049-230-1350)までお気軽にご連絡下さい。
 ▽この催しは政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パ
  ーティーです。
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