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■2002年8月01日発行号
★☆★スズカンTVに出演★☆★
同期で同じ民主党の鈴木 寛参議院議員(東京都選出)が運営するインターネットTVに出演させて頂きました。
http://www.suzukan.tv/vodtop.html を是非ご覧下さい!
▼北野 武の色紙( 7月27日)
いつも2000円程で間に合っている60才になるマスターの経営する行きつけのスナックがある。そこに北野 武がまだツービート時代の色紙が2枚飾られている。あの有名な「赤信号、みんなで渡れば怖くない」のフレーズにはどうも抵抗感があったが、昭和55年1月8日来店した時に書いたこの色紙には、「注意一生、ケガ一秒、車に飛び込め元気な子!」とあり、もう1枚には「赤信号、ゆっくり渡れば青になる!」とある。どちらもゾッとしてとても笑えないが、色々と試作しながら「みんなで渡れば・・・」に到達した事が解る。
彼の年齢は私より1才上で、鳩山代表や菅幹事長と確か同級生になる筈だ。団塊の世代は、そろそろ子供も大学を終え、じっくりと自分の人生を生き抜く時を迎える筈だったが、今リストラ世代で苦しい。何とかここを乗り切ってしっかり社会を支える力を蓄え、発揮したいものだ。私も同世代の人間として、自分にできる事をしっかりやっていこうと思う。
▼「文明の衝突と21世紀の日本」
サミュエル・ハンチントン著を読んで( 7月28日)
示唆に富んだ本であった。そして、いくつもの刺激的な私見は自信に満ちたもので、既存の観念に寄りすがっている知識人を見下すような、あるいは、無視するような風情があって私には心地よささえ感じられた。しかし、フクヤマ氏の「歴史の終わり」を読んだ時にも自戒した事だが、読後、どこか違和感を覚えたら、その感覚を大事にすべきで、そこにこそ自分のオリジナルな批判や思想があるのだろうと思う。「歴史の終わり」はこれからの世界秩序の構築に対し、あまりに穏やかな楽観が漂っていた。人間の計り知れない欲求が、高度に情報化されスピーディーな時代に、新しい歴史の始まりを緩慢なものに止めておく訳があるまいと思った。
ハンチントン氏は本書で米国の孤立化の認識を示したり、他国を無法者国家と呼ぶアメリカ自身が「無法者の超国家」になっていると断じる等、思い切った論述を展開している。しかし、湾岸戦争、アフガン戦争を文明の衝突として捉え、今後の世界を占っていることに私は疑問だ。各国間の紛争や戦争は、文明の対立を口実にすることはあっても、実際のところは国益のぶつかり合いとなることに変わりはないだろう。わが国の文化、文明も中国や朝鮮半島の圧倒的な影響を受けているが、日中、日韓関係に横たわっているものは共通した文明による共同意識などではなく、国家観のジェラシーや劣等感、国益のぶつかり、あるいは近親憎悪のようなおぞましい感情などではないか。
世界に現存する文明の数も、学者により主張が異なるが、日本が独自の文明を持っていることは誰しもが認めており、我々は、自信を持って文明の融和に挑戦すべきで、又、役割を担うに相応しい和の文化こそが日本の文明であることに、もっと誇りを持ってよいのではないだろうか。
▼中国の人権( 7月29日)
日本に帰化することを望んでいた日本人妻が中国へ帰国し、法輪功のビラを配り、中国当局に拘束され拷問を受けた上で、1年半の強制労働を課されることになった。金子篤志さんの妻、容子さんである。今日、「金子容子さんの解放を求める超党派国会議員の会」が発足し、私も参画することにした。同日、川口順子外相に要請書を提出し、運動がスタートした。
7月25日には、アメリカ下院で「中国政権に法輪功への迫害停止を呼びかける決議案」が可決されたばかりだが、今、世界各国で中国の人権弾圧を非難する動きが加速している。逮捕者への残酷な拷問、女性逮捕者は裸で男性の牢に放り出され、集団でレイプされたり、野蛮な殴打が繰り返されているという報告がある。およそ自由主義国家では考えられないことで、本当に中国はこんな蛮行を重ねていて、オリンピックを開催する資格があるんだろうか。
法輪功は中国国内でブームとなっていた時、私もテレビで見ていて直感的に大丈夫かなと心配はしていた。つまり、かなり自由な風が吹いてはいるが、中国は所詮、民主国家ではなく共産主義国家であることに変わりはなく、いつ政権が不安に駆られ弾圧するか解らなかったからだ。カリスマ性を持つ強いリーダーシップを発揮していたケ小平でさえ、天安門前広場での学生運動の大きなうねりに驚愕し、武力鎮圧に踏み切った記憶は未だ生々しい。実力に絶えず疑問符が付く江沢民では・・・、という思いが私にはしていた。
先に読んだハンチントンの著書では中国を高く評価し、21世紀はアメリカと中国が二大巨人国になると記していたが、私にはとても、中国が安定した国家として今のまま、世界のリーダー国の地位を確保していくとは考え難い。少なくとも、高度な情報化は共産主義体制を崩すことはあっても、守り抜くとは思えないし、広大な国土を分裂させることなく、国家体制を永く維持させることは至難なことだ。
▼加藤 寛さんの話( 7月30日)
先日、20人程の勉強会で加藤先生の話を聞かせて頂いた。私の後援会長を長く務めて頂いた中村勝範先生(現・平成国際大学学長)が同じ慶応大学で同時代に教壇に立たれていた事もあり、心のどこかで私は親近感を持っていたので、その事をお話ししたら明るく応じられた。
「小泉首相は私の教え子です。」と冒頭、語られた。時折、意見を求められるが、どうも民間人よりも役人の意見を聞く事の方が多いようだ、と話され、新聞報道されている首相のスケジュールを調べてみると、官僚との面会の割合が毎月5割を切ったことがないという。今のままの経済政策では日本の経済は更に悪くなると指摘され、思い切った政策転換の必要性を強く訴えておられた。具体的には、地方銀行が地域限定の貨幣いわばエコノミカル・マネーを発行して、第2の通貨制度を作ることなどを提言された。
私はその効果を予測することはできないが今、識者は日本経済の失速を誰もが指摘している。様々な知恵は有るのだから、日本の知性を生かさない手はない。
▼国会の閉会( 7月31日)
昨年7月29日の初当選から1年が経過し、今日31日、第154回国会が閉会した。スキャンダル続きの国会であった。
先般の厚生労働委員会に於ける健保法(案)の強行採決には、私自身もその場にあったが、やはり与党のやった事にはどう見ても無理があった。衆議院で60時間かけて審議したものを、参議院での審議時間はその半分だった事は象徴的だ。衆議院での委員会採決日をサッカーW杯の日本戦に重ねたのは、マスコミでの強行採決報道をカムフラージュしたもので、極めて巧妙だった。来年4月1日からサラリーマンの診療は窓口での支払いが1割アップすることとなり、国民には是非とも今回の自公保政権の暴挙を改めて思い起こしてもらいたいと思う。ちょうど統一地方選挙が4月に行われるであろうし、その時は今後の暴挙を諌めるチャンスとなれば、と思う。だがあるいは、その事を恐れて統一地方選挙を3月迄に終わらせるよう画策するかもしれない。調べてはいないが、法的には可能なのかどうか?
健保法を最後の最後まで廃案に追い込む強行策は、徹底した審議拒否と国会のボイコットしか現実にはあり得なかったと思う。そうなれば当然、国会はマヒするのだから衆議院解散は避けられなかっただろう。今、野党で候補者の発掘作業が進んでいるところはない。小泉総理が解散に踏み込めば、野党はあまり敗けないことはあっても、「勝利」はない。選挙の準備態勢、臨戦態勢を築けなかったことがこの法案阻止を実現できなかった1番大きな要因だったろう。マスコミからは他野党幹部の元気な声が聞こえてきたが、民主党がこの事を口にすると腰が急に引けていた事は、あまり報道されることはなかった。かつて大平内閣に対する社会党が中心となって提出した内閣不信任案が可決された時、当時の飛鳥田社会党委員長のタバコに火を付ける手が、大きく震えていた場面がテレビに映し出されたことがあった。まさか、通る筈はないと高を括っていての行動だったのだが、自民党内の造反の度合いを読み切れなかった失敗が、とんだ事態を招いたことがあった。大平総理が直ちに衆議院を解散した事は、歴史の箴言であると思う。本当に勝負する時は、臨戦態勢を整えておくこと。今回の1番大きな教訓である。
■□■携帯電話紛失とお詫び■□■
最近、携帯電話をなくし、一部の方にご迷惑をおかけしておりました。あくまでパーソナルな通信でしか使っておりませんが、ご迷惑をおかけした皆様に、お詫び申し上げます。既に従来の番号で復活させましたので、ご海容(海のような心で許すこと)の程、お願い申し上げます。
■□■メルマガ夏休みのご案内■□■
8月のわが事務所は心身の充電を図り、来る平成15年3〜4月の統一地方選挙に備えることとしました。つきましては、ご愛読頂いておりますメルマガを8/8〜9/12まで休刊とさせて頂きます。
ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
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