■2002年7月18日発行号

 〜お詫び〜

去る6月27日配信のメルマガで、健康保険3割負担の改正案(改悪案)について委員会質問に立たせて頂く旨の告知をさせて頂いておりましたが、状況が変わり、断念せざるを得なくなりました。
この法案を審議しているのは厚生労働委員会ですが、7月に入って、東京女子医大病院の医療事故隠蔽問題や宮地副大臣(辞職)の帝京大学医学部入学口利き問題によって、審議時間を割かれた為です。内閣委員の私も急遽、差し替えで質問時間を頂く予定でしたが、審議時間が短くなった分、同じ会派のレギュラー委員の先輩や仲間に、頑張ってもらうことになりました。
7月末の会期末まで、抜本改革なしの政府案成立を阻止する為、精一杯応援していきたいと思います。
私の質問に期待を寄せて下さった皆様には、本当に申し訳ありませんでした。



▼三宅島避難民の方々との懇談( 7月12日)

災害対策特別委員会で島を視察する予定だったが、自衛隊の船艇の手配がつかず、7月10日、島民に東京都が無償貸与している八王子の「げんき農場」を訪問した。ここは、都内近郊に避難した人々が集い、営農意欲の維持、雇用機会の確保、交流・情報交換の場を必要としていることに鑑み、東京都が提供した施設である。

我々は、4グループに分けて座談し、帰島への思い、不安、悩み、願いを細かく聞かせて頂いた。私のグループでは、経済的な困窮を訴える意見が多かったが、生活保護はできるだけ避けたい、という思いを異口同音に聞かせて頂いた。復島では、人に先んじて帰島し復興に向け働いている人に、無料で健康診断をして欲しい、というお話があった。島の住居がもう住めなくなっているのでは、という不安の声もあった。いずれにせよ、火山ガスの放出が止まらなくては帰島することができず、帰島の見通しが立たない事への苛立ちや絶望感がもうギリギリの所に来ている。

次に、小・中学校、高校がそのまま移った旧・都立秋川高校(今は廃校)を視察。小学生は他校に転校して今は0人。中学生は1/5となり22名。高校生は半数の58名となっていて、島民としてのアイデンティティーをどう保つかも大きな課題だという。高校生の場合、卒業後の進路は従来、就職、専門学校、短大・大学と3等分されていたが、専門学校への希望者が多くなってきたという。



▼不味い飲料水( 7月13日)

うちの事務所のメンバーの1人が水道水を呑めないという。茨城から来た彼女は実家では井戸水を今でも呑んでいて、埼玉の水は味というか、臭いというか、生理的に全く呑めないそうだ。

私の事務所のある川越は地下水も豊富で、昔から水の旨いところとして有名だったが、市内全域で既に地下水を調査すると菌が出ているので、飲料水としての利用は禁じられている。それでは、塩素殺菌した水道水が安全なのかと言えば、人体にこうした殺菌方法で供した水が、将来に亘り無害だなどと誰も証明できるものではないだろう。私達が口にしている全ての飲み物や食べ物が、直接に間接に自然界の恵みを素直に受け入れずに、何らかの人工的措置を施している中で、身体にどのような影響を及ぼしていくのかを考えると、末恐ろしいものがある。水を研究する学者があるレベルまで達すると、それ以上の研究を進めることを躊躇うという話も聞いたことがある。絶望からなのか、あるいは・・・。



▼「<重職心得箇条>を読む」安岡正篤著を読んで( 7月14日)

安岡先生の講演テープを、直弟子を自認する知人からお借りして車中で聞いていたが、学ぶことが多く背筋が自然と伸びるような効用があった。そんな折、東松山である方にお目にかかったら、書棚に安岡先生の講話集がずらりと並んでいたので、書名をメモさせてもらい、書店に注文し全書を購入することができたが、本書はそのうちの1冊である。

組織の上に立つ者の心構えが実際的に書かれており、現実に極めて役立つ図書と言える。小泉首相も各閣僚に推薦したと言われるが、読書で得た知識を見識に高め、実行に移すには、私の場合、未だ多くの越えなくてはならないハードルがあるが、様々な知的刺激で心を揺り動かしながら自らを成長させていきたいと思う。



▼内閣委員会で一般質問( 7月16日)

今日、4項目の質問を村井大臣(国家公安委員長)と尾身科学技術担当大臣に行った。詳細については、会議録が、約1週間後から参議院ホームページ
  http://www.sangiin.go.jp/japanese/frame/joho2.htm  
に掲載されますので、ご覧頂ければ有難いと思います。
ここでは3項目についてレポートすることとします。

先ず、携帯電話のワン切り対策について。返信電話をかけるだけで10万円取られる、といった話は今のところ誤報とされているが、対応策を国民に広報すべきで、テレビ等を活用すべき、と質した。これに対し、総務省の鍋倉局長は検討を約した。

次に、災害救助犬の育成についての提言には、村井大臣の答弁は犬の能力の安定性に疑問を呈するなど、後ろ向きの発言に終始した。
私の質問の後、非公式に私の席に寄られ「私も警察犬の育成については、訓練学校の名誉校長もしているのですが・・・」と苦しい胸の内を明かされたのだが・・・。

又、尾身大臣は沖縄及び北方対策担当大臣も兼務されているので、今、話題の普天間飛行場の移設問題について、仮に規定方針通りに名護市辺野古沿岸域に建設されるとしたら、有力政治家のいる他県から業者を連れてくるのではなく、地元・沖縄の業者を優先させるべきと提言した。これに対し、尾身大臣は、「地元、中小企業を大切にしていきたい」旨の答弁を行った。



▼明治憲法・現憲法の原本を眼の当たりに( 7月17日)

7月10日、内閣委員会で国立公文書館と迎賓館などを視察した。公文書館は歴史的公文書等の保存が主な役割だが、この他に閲覧、展示なども行っている。私は新・旧憲法の公布原本を眼の当たりにして、思わずそっと手を触れる衝動を抑えることができなかった。許可を求めればNOの返事だったろうが、感動を静かに心の内にしまい込むことに成功した。特に、旧憲法には、伊藤博文、大隈重信、西郷従道などの署名があり、幕末から明治維新の歴史を創り上げてきた人々の空気に触れられたような気がした。この他、昭和天皇の「終戦の詔書」における署名と新憲法での署名には筆遣いが違うように私には思えた。終戦詔書の署名は重く、新憲法の署名は軽やかな明るさを覚えたというのは、大仰(おおぎょう/おおげさ)だろうか。
迎賓館に対しては、いつも不満を持っていた事があり、思いきり館長、副館長等に質問をぶつけてみた。「何故、日本の迎賓館なのにベルサイユ宮殿のようなものを造ったのか」と。今の迎賓館は昭和44年に旧赤坂離宮を改修したもので、元々が洋風建設であったという。改修時に様々な議論もあったが、予算の制約もあり、改修に落ち着いたという回答だった。和風建築で日本の文化を世界に示す機会にもなるのに、という思いを消すことはできない。俗っぽい質問をもう1つしてみた。「晩餐会での1人当たりの食費はいくら位かかるのか。」「120人分で800〜1000万円位かかっていますから、1人当たりですと7〜8万円くらいになります。」とのことであった。


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