|
■2002年6月20日発行号
▼サッカー雑感(1)( 6月14日)
決勝トーナメント進出をかけたチュニジア戦を前にしてのマスコミは「勝って当然」、既に次の舞台の展開を予想していた。私はこの報道ぶりを選挙戦とダブらせて見ていた。傲りや過信で、どれだけ多くの人が苦杯を嘗めてきたことだろうか。マスコミに対して、「頼むから、もっと気を引き締めた報道内容にしてもらえないだろうか」と祈るような気持ちだった。果たして試合結果は2対0で日本が勝利し、初の決勝トーナメント進出という目覚ましい快挙を成し遂げてくれ、私の心配も杞憂に終わった。
一方、選挙には引き分けはなく、黒白がはっきりした形で出てくるので、どんな良い状況下にあっても油断があってはならない。「必死」こそが勝利をもたらすもので、「勝って当然」の戦いでも真剣に情熱を傾けた勝利だけが、次の勝利に結びつく事になる。仮に勝利しても、傲りの中で獲得したものなら、次や次の次に降りかかる災いは、多分避けることはできないだろう。
戦国時代の武将の中では、こと「戦」にかけては武田信玄が私は1番の人物だと思うが、どんな戦いにも決して油断することはなかった。信玄の生前においてはっきり武田勢が敗走したのは、信玄の忠告を無視した戦術をとった子息の戦が1度だけあるだけだったと記憶している。サッカー日本代表チームは、2大会前のW杯出場をかけた最後の試合で、前半のリードにより明らかに気の緩みを生じていた。このことは後日、関係者の証言で明らかとなったが、ハーフタイム中におけるロッカールームでの浮いたはしゃぎ振りは、集中力を欠く結果となった。
いささかの不安と緊張が、集中力を持続させる何よりの薬となる。最後まで悔いのない戦いを、と願わずにいられない。
▼サッカー雑感(2)( 6月16日)
試合が終わり、選手がユニホームを脱いで交換し合う場面をテレビで見ていて、多くの人はこれを「美しい」と思うのだろう。「男らしい」「スポーツマンらしい」「潔い」といった受け取り方が自然だと思う。
私は変に神経質なところがあって、銭湯で他人の使った椅子にそのまま座ることがどうしてもできず、熱湯をかけたり石鹸で洗い流したりする。だから、温泉へ行ったりする事が好きではない。しかし25才までは、何も気にならず東京で風呂屋へ行っていたのだから不思議だ。こんな風に神経質になったのは、何かきっかけがあった筈だが思い出せない。
サッカー選手のシャツの交換は、私にとってはさほど生理的違和感を覚えるものではないものの、別の感覚でこの場面を見ていた。「キヌギヌの別れ」という言葉が脳裡をかすめたのだ。この意味は、男女が別れの朝に下着を交換し合うこと、だったと記憶していた。辞書で確認してみると少し違うようで、「衣衣(後朝)・・・男女が互いに衣を重ねて共寝した翌朝、分かれるときに身に付けるそれぞれの衣服」と書いてあった。「下着の交換」は私の勘違いだったのだろうか。こちらの方がべっとりとした男女の情愛が表現されて余りある言葉ではないか。
▼「帝王学ノート」伊藤肇著を読んで( 6月17日)
タイトルに惹かれて、書店で購入したが、少しイメージが違っていた。帝王学を体系的にまとめたものではなく、経済記者としての人脈から各界の指導者との邂逅(かいこう/出会い)で得た箴言(しんげん/格言・金言)を著者なりにまとめ上げたもの、という感じのものだ。初版は1980年で、昨年12月に復刊したものを、私は通読したこととなる。
先日テレビで、結婚30年にもなるのに、今でも家に在ってさえ、手を握り合っているという俳優の高橋英樹夫妻のおしどりぶりを見て感動したが、本書の中で紹介されていた夫婦愛を紹介させて頂く。
昭和47年正月、南極探検隊の昭和基地での越冬生活中、全員をシュンとさせた電報があった。ある隊員の夫人から来た電文は立った一語「アナタ」と書かれてあったという。奥さんの抑制された溢れるような愛を読みとることができる。感動的な一言だと思う。
▼サッカ−雑感(3)( 6月18日)
W杯で日本が敗れたが、できれば相手チームのファインプレーで決めて欲しかった。あの失点は明らかにN選手のパスの失敗がきっかけだったからだ。マスコミもその事を書きたてていないのは幸いだが、誰よりもその事をN本人が解っていて苦しんでいるに違いない。Nの家族も友人も辛い思いをしていることだろう。
次のW杯となるのだろうか。どこかで、無念さを霧消させてやらないと自分の人生の中でずっとあの失敗を引きずってしまうことだろう。
心の中で何とか整理し逞しく立ち直っていって欲しい。N、頑張れ!
▼国会の機能停止と再会( 6月19日)
健康保健法改正案など医療制度改革関連法案が衆議院の委員会で与党に強行されて国会は停まった筈だったが、防衛庁のリスト問題が出てきて、事実上、この問題で国会がストップした形となった。健保法案の強行採決は日本のサッカーの試合日に合わせたもので、与党の狙い通り、翌日の新聞報道はサッカー一色となり、本来、サッカーよりも国民生活に直結する健保値上げ法案の強行採決の方が報道の優先順位は高いと思うのだが、扱いが小さく、国民の関心を逸らす結果となってしまった。
与党は健保法案について、総理を出席させ補充質問させることで再会に漕ぎ着けたが、この法案は先ず値上げありきで、医療制度の抜本改革をまたしても先送りするもので、到底、国民の理解を得られるものでないだろう。
この法案成立を阻止するには、会期が大幅に延長されたことで、何か又、国会が空転するような問題が惹起されなくてはならない。もうスキャンダルではなく、政策で政府が暗礁に乗り上がるような状況を模索するしかないのだろう。それにしても、雇用と経済がやはり心配だ。
■□■2002山根りゅうじ 国政報告会・懇親会 のご案内■□■
▼日 時 平成14年 7月 8日(月)
午後6時30分受付 午後7時開会
▼場 所 川越プリンスホテル
川越市新富町1-22 TEL049-227-1111
▼会 費 3000円
▽どなたでもご自由にご出席頂けます。
当日は、民主党 鳩山由紀夫代表にご挨拶いただく予定に なっております。記念撮影のチャンスもございますので、皆様お誘い合わせでのご参加を心よりお待ちしております。
▽参加ご希望の方、お問い合わせは、
山根 隆治 川越事務所 (TEL049-230-1350)までご連絡下さい。
■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□
|