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■2002年6月6日発行号
▼ノーマライゼーション( 5月31日)
環境委員会の委員長である堀 利和さんは民主党の参議院議員だが、全盲とのことで本会議場内では白杖を使われている。委員会で採決された法案を本会議で改めて採決されるのに先立ち、委員会での審査の経過と結果を委員長が自ら議場で報告しなければならない。
既に数度に亘り、堀さんはこの任を果たされているが、最初の登壇の折、原稿は全て点字で用意されているのだが、堀さんの声には張りもあり、淀みなく読み上げられているのを目の当たりにして全議員、感動と共に大きな拍手を送ったものだ。しかし、今では堀さんの報告に格別、大きな拍手が送られる訳ではなく、議場に朗々と響き渡る堀委員長の委員会報告はもう当たり前の事と受け止められている。身障者関連法の問題点について講義されたのを聞いたことがあるが、驚く程の記憶力と議事進行力には、脱帽せざるを得なかった。
今日の議場での報告を聞いて、政治家として種々の能力を兼ね備えておられる方だから委員長という職責を担われているのが改めてよく解ったが、身体にハンディーをお持ちの皆さんには、堀さんの活躍は大きな励ましとなっているのは間違いない。
▼同級会( 6月 1日)
東京都豊島区立高田中学校の同級会が久しぶりに行われた。皆、同じ年の訳だが、随分、高齢に見える者もいた。胸の名札を見ながら昔の記憶をたどりながらの会話となるが、最後までどうしても思い出せない者もいる。開会に先立ち、物故者への冥福を祈り黙祷したが、この歳(54〜55才)でさえ毎年少しずつ欠けていくのだから、10年後の同窓会はちょっと恐い気がする。
この中学校は3つにグルーピングできる。1つは、かつてお坊ちゃんお嬢さんといった雰囲気を漂わせていた目白小学校の卒業生。1つは、高い学業レベル(?)に親が期待して集まってくる越境入学の者、もう1つが、私が卒業した高南小学校出身生で職人や商店の子供が多く、腕っ節は強い元気者だが私も含め学業はチョット、という者ばかりだった。通信簿でいうと1ランク下がるといった感じで、皆、未だに学業への劣等感を引きずっているところもあるが、それはさておき、楽しい時間を過ごすことができた。
先般、このメルマガにも書いた故小さん師匠の長男の小林や、1学年上だったが阪神タイガース現コーチの田渕さんのことなど、話題が途切れることはなかった。
▼「日本には日本の生き方がある」塚本三郎著を読んで( 6月 3日)
何人かの政治家の著作を読んできたが、久々に重厚感のある心を揺り動かされるような読後感を味わうことができた。
本書に書かれている主張の多くに共鳴したが、ハンチントンの「文明の衝突」を高く評価されていることは意外だった。東西の文明の衝突は避けられないという論理展開がどのように行われているか、購入はしたが未だ積み置いたままになっていて本書を通読していないので何とも言えないが、戦争を単純に文明の衝突として捉えることは疑問だ。30年の長きに亘る宗教戦争をはじめ、ヨーロッパ大陸に於ける30〜40回にも及んだであろう戦争をどう説明するのだろうか。戦争は人間の心の奥にある、征服欲や経済的な欲望、メンツや利害の衝突等によって引き起こされるものであって、文化や文明の衝突といった一見、最もらしい要因で真実を捉えることはできないと思う。貧困といった経済の極端な格差が是正されていたとしたらどうだろうか。アメリカの学者は真実に今、眼を覆い隠している人が多く、強大な軍事力を背景に傲慢なまでの経済侵略は、やがてその反動をアメリカ自身が背負わなければならなくなるだろう。著者の因果応報という仏教の哲理をもって観ればこのことは明らかだろうと思う。
塚本先生は民社党の第5代目の委員長であった方で、私の大先輩でもあるが、反自民を一貫して標榜し、多くの民社党員をリードしてきた方が、自民党へ入党し衆院選を戦われたことに対しては、私は未だに納得できていない。しかし、ここでその事に詳しく触れることは礼に欠けるので、何らかの形で直接、私の心の内を吐露させて頂こうと思っている。
▼2つのパクリ( 6月 4日)
色々な人に助けられて国会活動をしているが、気安くさせてもらっている同僚議員や先輩議員には、このところ2度に亘って国会質問のネタをプレゼントされた。
既報だが、内閣委員会で質問したバイクの駐車場設置問題については、本会議場で隣の池口修次議員に専門の立場(ホンダ出身)から、アドバイスと資料を提供してもらった。私の質問がバイクの専門雑誌「ミスターバイク」に掲載され、それなりの反響もあったので、池口議員には何か手柄をもらったようで申し訳ない気もする。
6日、小泉総理への質問では、同じく内閣委員会で道路4公団の民営化法案に絡んで首都機能移転問題について、初めての総理質問を行うが、江本孟紀議員から資料を提供してもらった。江本議員は国会移転特別委員会の理事をされていて、この問題には造詣が深く、種々の資料もお持ちで、今回、私がお借りするのは、小泉総理が総理就任前に発言されたり、モノに書かれてきた移転賛成論に関するものだ。
全くのパクリというものではないが、友情に甘えさせてもらっている。
▼参議院の真価を発揮( 6月 5日)
「教育公務員特例法の一部改正案」が衆議院で可決され、参議院に送付されてきた。この法案は、在職期間が10年経った教員の研修を義務化する、というものだ。
所管の衆議院文教委員会で、池坊保子大臣政務官は質疑の中でこの研修を「教員自身が計画書を作ること」と答弁していた。しかし、法案にははっきりと、「任命権者(各自治体の教育委員会)が研修の計画書を定めること」となっている。つまり、答弁が間違っていた訳だが、衆議院の側でもこのことに全く気付かず、可決してしまうという失態を演じたことになる。
仮に一院制であったとしたら法律の執行に著しい支障を来すことになったであろう。衆議院での答弁は、参議院の文教科学委員会において民主党 輿石 東議員の質問に対する答弁の中で修正されたが、このことが、期せずして参議院の存在意義を改めて示す事例の1つとなったことは間違いない。
■□■2002山根りゅうじ 国政報告会・懇親会 のご案内■□■
▼日 時 平成14年 7月 8日(月)
午後6時30分受付 午後7時開会
▼場 所 川越プリンスホテル
川越市新富町1-22 TEL049-227-1111
▼会 費 3000円
▽どなたでもご自由にご出席頂けます。
当日は、民主党 鳩山由紀夫代表にご挨拶いただく予定に なっております。記念撮影のチャンスもございますので、 皆様お誘
い合わせでのご参加を心よりお待ちしております。
▽参加ご希望の方、お問い合わせは 山根 隆治 川越事務所
(TEL049-230-1350)までご連絡下さい。
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★☆★民主党からのお知らせ★☆★
第2回“インターネット市民立法”募集のご案内
メールで始まる政治参加!
あなたのメールが「政策」となり、「法案」になります!!
インターネットの普及とともに、「半直接民主主義」が可能になってきました。民主党は昨年に引き続き、皆さんからの政策提案をもとに議員立法を提出する“インターネット市民立法”を実施します。
21世紀は、「少数派が尊重される時代」だと思います。たとえば、昨年の“インターネット市民立法”で、聴覚に障害を持つ方のために「テレビ字幕を普及させる」ことが提案されたのを受け、民主党は議員立法として法案を提出しました。今までは、多数の意見しか政治に反映されませんでした。民主党は、少数派の意見を尊重する政党です。
みなさんの政策提案に期待しています。
募集要項など詳細は、民主党のホームページへ。
http://www.dpj.or.jp/rippou/
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