■2002年03月14日発行号

▼鈴木宗男という人( 3月 8日)

鈴木氏は昭和23年1月生まれという。今日( 3月 8日)が私の54才の誕生日だから、この人とは同学年ということになる。彼が国会での秘書時代、私も代議士秘書で重なる時期があり、中川一郎代議士秘書時代からも様々な噂、評判が流れてきていた。
週間新潮にも書かれていたが、「オヤジ(中川一郎代議士)が良いと言っても、俺がダメと言えば、ダメなんだ」と豪語していたことは当時から有名だった。

鈴木問題について、参議院の党幹部に私も進言してきた経過があるが、民主党は調査プロジェクトチームを発足させた。発足前から議員間で内々に情報交換や意見交換が行われ、不確実な情報ではあるが、日本の政治家の何人かに外国のマフィア組織や日本国内の暴力団との接触の話が出てくると、どんな関わりかは解らないが、一体どこまで腐っているのかと愕然とする。
国会で具体的な追求をする段となれば、その質問内容にはかなりの確証が必要だと思うが、この際、鈴木問題だけでなく長期政権に澱んでいる宿痾(しゅくあ/持病、宿病)をしっかりと抉り出していくべきである。

▼「世界がもし100人の村だったら」池田香代子編を読んで( 3月10日)

54年の人生で一番、短時間で読み終えた。しかし、教科書以上に何度も何度も読み返し、1頁ずつ溜息の出る本であった。
短いメッセージで人類の現実を端的に語っているのは、あたかも神の声であるかのようだ。

▼花粉症の国会議員( 3月11日)

少し品の無い話になってしまうが、10年位前ある賓客と会う折、自分の姿を確認しておきたかったので鏡を見たら、何と鼻毛が飛び出していた。親指と人差し指に挟んでエイッと引き抜いたのだが、その翌日から花粉症を患うという、苦い経験が私にはある。

今でも薬を口に放り込んでこの難病を凌いでいるが、薬はしっかり効いてくれて有難い。しかし、副作用として睡魔が襲ってくるのが辛いところだ。

地下鉄で帰路、永田町から川越市行きに乗り、乗り換え無しに真っ直ぐに帰れる便だったが、うたた寝をしていて、駅のホームから「ナガタチョ〜、ナガタチョ〜」のアナウンスが耳に入り思わず、反射的に飛び降りてしまった。永田町ではなく要町(カナメチョウ)だったのだが、いずれにせよ降りる必要など全くなかったのだ。
まあこの程度のことなら御愛嬌で済むが、国会のテレビ中継で議場を一通りカメラが回すところで、居眠りの映像が全国に生で放映されてしまう人もおり、花粉症のため薬を服用している議員仲間で愚痴をこぼしあったりしている。

▼埼玉県議からの要請( 3月13日)

埼玉県内の中小企業の多くが倒産の危機に直面していることを憂慮して、埼玉県議会で「中小企業を支援する議員連盟」が発足、今日、30名を超える県議が国土交通省、経済産業省、金融庁、に要請活動を行った。私は、参議院の本会議中であったので、日程最後の金融
庁だけに同席した。
私は県議を辞してから1年にもならないが懐かしさを覚え、出席した全県議と旧交を暖めるように固く握手を交わした。
県内選出の衆・参国会議員10人程が集まって一緒に柳澤大臣に陳情したが、参議院予算委員会の開会5〜6分前の時間スレスレまで留まって、声を聞き続けてくれた大臣には感謝しておきたい。

陳情は、一般の金融機関からの既存の融資については、原則として3年間、希望する企業には元利金返済の凍結を認めることなど、9項目に及んでいるが、現場からの熱い思いをまとめた内容となっている。柳澤大臣も直ぐには首肯できるものではないだろうが、「ちょうどこの会議室でつい先日も、金融機関のトップを集めて、苦しいだろうが中小企業向けの融資については、ギリギリまで配慮してやって欲しい、と要請しました」と語っていた。
今、私の事務所にも多くの事業主の方が融資の相談に来られるが、埼玉県内に26万の事業所があり、ゆとりあるところは極端に少ないことだろう。私も党内の政策論議や国会の論議の中で金融制度の見直しについて提言していきたい。

▼川口順子大臣の愚痴( 3月14日)

テレビ中継のあった8日、参議院予算委員会に出席していたら、知人からテレビに映っていたよ、との電話があった。自分で作った国会報告書をいくら配ってもテレビにはかなわない。ほんの数秒映っていただけでも「頑張っていますね」と言われたりすると、妙な気持ちだ。
じっくり時間をかけて準備した国会での質問のほとんどはテレビ中継されないから、支持者の方々に国会での活動がなかなか伝わらない。だから国会議員は誰でもがテレビ中継の時に質問したがるのも止むを得ないが、1年生議員にはチャンスが原則的には先ず、与えられない。

予算委員会終了後、委員会室から退出する際、閣僚もホッとして軽口を吐くが、私の前を歩いていた自民党のある議員が、塩爺こと塩川財務大臣に「前列(閣僚の席は横に2列となっている)だと大変ですね」と話しかけると、「睡魔と闘うのが大変なんだよ」と冗談で応じていたが、それを聞いていた川口外相が、「(そんな余裕がないので)羨ましいですね」と思わず口にしていた。本音だろうと思う。鈴木宗男氏の問題で野党からの厳しい追及に四苦八苦している外相には、国会での眠気など遠い遠い話なんだろう。
非議員の川口外相は、一見、ひ弱そうに見えるが、答弁を間近に見て細かな表情を観察していると、どうしてどうして芯の強さを持ったなかなかの人物だと思う。



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