■2001年11月30日発行号

■国会コラム

▼小泉総理からのメール(11月26日)

北朝鮮による拉致問題を初質問でとり上げたが、以来少しずつ状況が静かではあるが、動いてきているようにも思える。自民党も食糧支援を見合わせるという報道があった。

先般、拉致された横田めぐみさんのご両親とお会いしたが、私の内閣委員会での質問と答弁について小泉総理にメールを送ったところ、丁寧な返信を頂いたそうだ。
儀礼的なものでなく、問題解決に向けて小泉総理が真剣に取り組まれることを期待したい。


▼歌舞伎町の火災現場を視察(11月27日)

内閣委員会の視察で、都内新宿歌舞伎町2カ所の火災現場を目の当たりにしたが、街は何事も無かったかのように日常の時間が流れていた。
しかし、ビルの外壁は黒く焼け焦げた跡が未だ生々しく、多くの人命の犠牲によっても尚、手つかずの施策に対する政治や行政への無言の訴えを聞いたようにも思う。
明日、災害対策特別委員会が開かれ村井防災担当大臣に質問する。


▼イスラム社会のホモセクシャル(11月28日)

所属している参議院の国際問題調査会で「イスラム社会」の勉強会が開かれた。東大で教鞭をとっておられる2人の先生の基調講演の後、自由な質疑の機会が与えられ、私は2つの質問を行った。

1つは、イスラム教について主な宗派はどれ位となるのか、との問いであったが、答えは2宗派とのこと。
私の想いは30年も前に読んだ聖典、コーランの印象から、様々な理解や解釈が生まれ、多くの宗派が生まれているのでは、というものであったのが、意外な答えだった。

2つ目は、わが国ではニューハーフなどといわれるホモセクシャルの人々が、イスラム圏諸国の中では、どのような扱いを受けているのか、侮蔑か、無視か、迫害かという質問であった。
答えは、直接的なものではなく「神の隠し事は、語るべきではない」という格言を披瀝され、こうした問題は秘め事として黙視されているのではないか、といった意味の答弁だった。

委員会散会後、あの田嶋陽子さんから声をかけられ、「ホモセクシャルの方を今、私、救出しているのよ」と言われた。彼女の話では彼が母国(不明)へ帰ると殺されるのだという。
私には衝撃だったが、「いっしょに活動しましょうよ」と誘われ、ただ頷くしかなかった。


▼ピンチヒッター(11月29日)

法務委員会にピンチヒッターで出席した。
質問ではなく、法案の採決があり、都合のつかなくなった民主党議員の穴埋めだが、メンバーのほとんどが弁護士だった。
私の隣には、公明党代表代行の浜四津議員、社民党幹事長に就任した福島瑞穂議員が並んでいた。わが党も江田五月議員をはじめ、全員が弁護士であり、自民党からは青木幹事長もおられ豪華な顔ぶれだった。


▼日米友好の証しとして(11月30日)

自衛隊の海外派遣による実施活動の承認について、参議院で採決が行われた。
民主党内では様々な議論が行われたが、賛成で党議拘束がかけられた。党のこの方針には私としても賛成である。

今日の新聞で日米両国民の日米関係について良好とする人々が増えてきた、という報道があった。特に米国側からのものは前年比7%増で72%になっている。これは今回の米国でのテロに対応したわが国の措置が大きく影響しているものだと思う。日本外交の中軸は何といっても日米関係にあるのだから、基本的に日本のとってきた施策は妥当だと思う。

しかし、今回の自衛隊海外派遣がテロ防止や世界平和に実質的な貢献を果たすものだとは実は、私は思っていない。あくまでも対米関係の中で、とっておくべき選択であったに過ぎない。産業技術等の支援により貧困をなくすことの方が、明らかにアフガニスタンの平和に貢献すると思う。

21世紀の日米関係は、わが国が自立した意識を持って、新たな関係を長期的視野で見直していくべき時代に私は突入してきたと思う。



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