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■2005年5月12日発行号
▼楽しいPT( 5月2日)
党の情報公開PTに初めて出席した。座長は枝野幸男さんで、事務局長が本多平直さんだ。本多さんは枝野さんの秘書をやっていたから、師弟関係といえる。4月28日、私も総務委員会の理事という立場があるので、関連法だから勉強のために出席させてもらった。
これは、現行の情報公開法は開示度が充分でないので、修正していこうとの趣旨でつくられたPT(プロジェクトチーム)だ。具体的な問題点を詰めていくと、開示度100%に近づければ、かえって国民の利益に合わない場合などが出てくるということも分かってきた。改正案をまとめるまでには、まだ相当な論議や調査が必要であるが、有能な2人のことだからきっと良い法案がまとめられることだろう。
特に本多さんは法案のとりまとめは初めてのことだから、かなり張り切っているように見えた。出席者からの質問や提言に対する受け答えも正面からとらえ、誰からも好感を持たれたのではないか。初々しくも『しっかりやっていくぞ』の真摯な姿勢が、彼のこれからの飛躍を予感させた。
枝野さんは埼玉県連の代表でもあり、2人が雛壇に座り、私が出席しての少人数での会議は、どこか頭の中で埼玉県連内で論議するような錯覚に陥りそうにもなった。同じ県連ということで信頼関係もあるので私もノビノビと発言させてもらい、“楽しいひととき”を過ごせた、という感慨が残った。
▼勇気あるサイン( 5月 8日)
核兵器は、やはり私は悪魔の兵器だと思う。これほど極端な無差別攻撃はない。しかも一瞬にして数10万の人々の生命を奪い、辛うじて生き長らえた被爆者へも、終生肉体的苦痛を与え続けるというおぞましい兵器は他にないだろう。
広島の平和記念資料館を訪れたのは2度目だが、展示されている写真等で、その酷さは誰もが眼を覆わざるを得ないだろう。私は出口近くに、政界をはじめ各界の著名な指導者が訪れた時の、3冊の記録帳に眼を通したが、外国の指導者が一様に原爆の悲惨さに衝撃を受けた思いが、そのままサインと共に記されたメッセージに表されていた。視察時間も少なくなり、私は急いでアメリカの指導者のサインを探したが、漸く2004年1月29日に訪れたハワード・H・ベーカー駐日大使の署名を見つけた。メッセージにはこう書かれていた。
“with profound sympathy and sorrow”(心からの弔意と悲しみをもって)
アメリカは原爆投下を未だ日本に謝罪していない。しかし、本音は忸怩たる思いがあるだろう。又、そうでなければ被爆国民として到底、納得できるものではない。ベーカー大使が視察を終え、記録帳に筆を走らせた時の思いはどのようなものだったろうか。私は、大使が平和資料館へ足を運ばれたこと自体に敬意を表したい。その行為で大使の個人的な心の内が表されていると思う。そして“with profound sympathy and sorrow”これ以上のことは書けなかったであろうし、ギリギリの表現であり、この文言は大使の人柄が滲み出た言葉だと思う。
翻って、私たち日本人でアメリカに心底、憎悪を持つものは稀だ。そして、体制の違っていたソ連に対してさえ、不可侵条約を一方的に破棄し、シベリアに60万人を抑留されたことに憎悪を抱き続けている人は少数だろう。過般、来日したダライ・ラマ14世は、中国に120万の人々が虐殺された事実はしっかり認識しておくべきだが、憎悪を抱いてはいけないと繰り返し述べている。実は私たち日本人のほとんどが、これを実践していると言えるのではないか。否、事実認識の面ではむしろ希薄でさえあるかもしれない。しかしその結果、アメリカとの関係に於いて、私たちは政治、軍事、経済、文化あらゆる面で良好な相互依存関係を築き、繁栄を共有してきた。
噫、中国よ、韓国よ。
▼詩人との出会い( 5月 9日)
山陰へ旅に出てバスの中でまどろんでいた時、ガイドさんが一編の短い詩を朗読した。『海のなかでは 何万のいわしのとむらいするだろう』一瞬、私の心の中に衝撃が走り、いっぺんに眠気は吹き飛んでしまった。次の休憩所に着くと矢継ぎ早に私は、誰の作品なのか、タイトルは何というのか、作者はどんな人なのかをガイドさんに聞いた。そして、この作品は有名な「大漁」という詩であることを知った。全文は次の通り。
朝焼け小焼けだ
大漁だ
大羽鰮(おおばいわし)の
大漁だ。
浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう。
金子みすず。26才で夭折した童謡詩人である。早速、買い求めた2冊の本を読んでみると、私生活では薄幸の人で、結婚生活は長続きせず、一人娘を別れた前夫から取り戻すために自らの生命を絶ったと記されていた。純真すぎる程、心根の優しい詩人だったからこそ、もろく、たおやかだったのだろう。生涯作品全512編が残されているが、私の好きな、もう一編の作品をご紹介させて頂く。
「木」
お花が散って 実が熟れて
その実が落ちて 葉が落ちて
それから芽が出て 花が咲く。
そうして何べん まわったら
この木は御用が すむかしら。
この詩などは、作者の生きとし生けるもの全てへの関心と細やかな思いやりに満ちていて、今日の「共生の時代」認識を先取りしているものではないのか。
世の中には様々な素晴らしい人々がいる。人の不幸に、心の底からその苦悩を自らの痛みと思いやれる人々。動物愛護法改正の動きをめぐって、動物へのいたわりにも心を砕いている人々。政治的主張や思想を超え、私は人生の後半で今、有難い出会いに恵まれてきたような気がする。
▼素人療法( 5月10日)
久々にやったテニスの練習試合の最中、左膝がガクッときて痛みが走った。デフォ(途中放棄)も迷惑を掛けるので、そのまま続けていたら、やはり足を痛めたようで、数日後、左足を引きずるようになってしまった。
かかりつけの鍼灸院へ何度も電話したが、連休中で連絡がつかず、仕方なく薬局でお灸を買ってきて、自分で痛点に火をつけて治療してみた。以前にもやったことがあるので、素人施術でもある程度の効果を確信していたが、果たして直ちに通常の歩行姿勢をつくることができるようになった。しかし、痛みで正座できるまでには至らず、連休明けに地元の加茂治療院へ改めて行った。2時間程、治療してもらった甲斐もあり、階段の上り下りにも痛みは完全に無くなっている。どこでも鍼灸なら効く、とは言えないだろうが、少なくとも私の場合、ここの先生との相性は良い。
国の東洋医学への認知度は依然低いが、保険適用についても西洋医学偏重を改め、あくまでも患者の側に立ち、治療効果を最大の物差しとして考慮していくべきだと思う。ただ、日本における東洋医学の最大の欠点は、情報の共有化が著しく遅れているという点ではないのか。教科書に書いてある以外の多くの発見がある筈だが、他人どころか秘伝にさえもならず、自分一代でその技術、発見は途絶えてしまっているケースが多いようだ。例えばパーキンソン病や癌など、難病治療に効果があった施術を発見した鍼の先生も多いだろうが、街で開業している人々から、学会でそれらが発表されるようなことはあまりない。
私の診て頂いている先生は、社会的な問題となっている自閉症や引きこもりも、どこか身体機能に障害がある筈で、そこを治療すれば立ち直れるのではないか、とも語っている。国が東洋医学を積極的に取り入れるようになれば、情報の共有化も果たされ、東洋医学は飛躍的な発展を遂げることは間違いないと私は思う。
▼UFO報道( 5月11日)
改めてマスコミの力を確認させて頂いた。このところ「テレビで見ましたよ」と何人もの人達から声を掛けて頂いている。私は、去る3月17日、NHKテレビで生中継された予算委員会での30分間の放映のことかと思っていたが、そればかりではなかった。その後、総務委員会でNHK予算案の付帯決議案を朗読していた時の録画中継を見た、という方が多かった。よく話しを聞かせて頂くと、この場面は何度かビデオでNHKから放映されたようだ。私としてはラッキーなことだ。
ところが更に、2ヶ月前に行なった総務委員会に於けるUFO論議が、最近になって“東京スポーツ”に大きく掲載され、そこからまたテレ朝のワイドショーでも質問の模様が放映されたようだ。私としては、事前の取材があった訳ではなく寝耳に水だったが、有難い。
東京スポーツの記事を読んで『なるほど』と思ったのは、映像や議事録はインターネットで公開されているが、私的な私の発言は、私のホームページに掲載している、このメールマガジンから採られていた、ということだ。これもメルマガ効果だとすれば嬉しい。
UFO報道では全国からメールを頂いたが、地元埼玉からのものが少なかったのは少し淋しい気がした。
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