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■2005年3月24日発行号
▼予算委員会質問( 3月18日)
テレビ中継入りの予算委員会質問が終わった。2日間の準備期間しか無かったが、参議院の調査室や国会図書館はもちろん、友人の学者、事務所スタッフ等の協力でかなりの準備ができた。32分の割り当てだったが、用意した分量は2時間程となっていたから、自分としては余裕を持って挑めたと思う。
第1問に掲げた拉致問題でも、拉致認定について、北朝鮮に安否確認を求めた人だけでも、少なくとも認定すべきだという私の詰問は、時間があればもっと追及できたのだが、深追いは今回避けた。この問題だけで30分の持ち時間全てを費やしてしまう可能性があったからだ。この問題は特別委員会の仲間に引き継がせて頂きたいと思う。
BSE問題は、党幹部の要請を受けてとり上げたが、今回の質問は外交・防衛に限ってという条件があったので、自ずから質問の領域は決まっていた。時間が無く触れられなかったが、アメリカの今回の要求は、多分に大統領選挙に関わったもので、私はどうも外務省が甘いメッセージを出しすぎた事に遠因があるように思えてならない。日本の外交は時折、こうした失敗を繰り返しているが、大国の大使館員は、その国に従属的になり易い傾向がある。その結果、大局を見ず、却って両国の国益を損なうということがないだろうか。
中国で成立した反国家分裂法への対応と日米同盟について、最後に小泉総理の外交哲学を尋ねたが、何ら語られることはなかった。質問として答弁者にとっては美味しい内容の筈だが、私の質問を生かしきれなかった総理は一体、何を考えているのだろうと首を傾けざるを得なかった。
○質問の議事録は
http://www.sangiin.go.jp/japanese/frame/joho2.htm
質問の録画映像は
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/index.php へ。
○民主党HP 〜ニュース・トピックス〜
http://www.dpj.or.jp/news/200503/20050317_04yamane.html
▼災害救助犬( 3月19日)
群馬県富岡市での災害救助犬の認定式に出席した。認定の様子はしっかり見させて頂いたが、正確には関越自動車道の渋滞で遅刻してしまい、式典には間に合わなかった。日本救助犬協会の役員からは、私の国会での発言から役所の対応もガラッと変わってきた、と言ってもらえ嬉しかったが、機会をみて更に新しい提言もしていきたいと思う。
救助犬の養成は全くのボランティアで行われていて、公の機関からの助成金などは全くない。国会での質問後、私がお手伝いさせて頂いたのは訓練の場を提供することだけだったが、先の新潟地震の際には、以前、私が紹介させて頂いた和光市の斡旋で、現地に数頭を派遣したという。幸か不幸か活躍の場はなかったものの、少しずつ社会的な認知度に広がりが出てきたことは確かだ。
▼異様な光景( 3月21日)
散歩コースの途中にあるテニスコートが異様な光景をつくっていた。プレイヤーの半数以上が、防塵用の眼鏡とマスクを付けてプレイしているのだ。皆、花粉対策用の出で立ちである。
今や日本人の5人に1人が花粉症といわれているが、テニス愛好者は2人に1人といったところではないか。週末になると終日、コート上にいるか東屋で待機している訳だから、花粉を浴びる量はかなりだろう。まして連日のようにプレイを楽しんでいる人は尚更だ。テニスの技術的な話しの次に話題となっているようで、東屋に立ち寄ったら皆、自慢話でもするように花粉症歴を口々に語っていた。
私はもう30年のお付き合いなので、痔とムチウチと花粉症は、生涯のお友達と割り切っている。
▼制限時速( 3月22日)
参議院総務委員会で恩給法改正案が議題となったが、改正のポイントそのものは、事務手続きの簡素化で、与野党が対決する内容ではなく、全会一致して可決された。質疑も与野党65分で終わり、白熱した議論というものではなかったが、麻生総務大臣の答弁は時折おもしろく、一服の清涼剤を与えてくれる時がある。自信の故か、いつも自由闊達で解り易さもあり、野党からの評判も悪くない。結構、大臣は答弁を楽しんでいる様に見える。
先日の委員会の答弁の中で、議案そのものに関係なかったが、例え話で『車の制限時速40kmというのは、当時の関係者の話によると全くの勘違いから生まれたもので、実はマイルをkmと取り違えたことによって作られた制限』といった話しを披露された。1マイルは1.6kmだから、本来、時速64kmをイギリスに倣って制限時速とすべきだったことになる。
以前、内閣委員会で、制限時速は誰も(正確には、ほとんどの人が)守らない法律の最たるものと、私自身、指摘したことがあった。理想に溺れず、現実に甘えず、というのが政治の要諦だと私は思うが、自動車の制限時速は、64kmはともかく、もう少し現実と折り合いをつけて良いような気がする。低速=安全という概念の変更を提唱するのは、誤解されそうで選挙に挑む者にとっては少し恐い気もするが、敢えて小さな勇気を振り絞ってみた。
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