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■2005年3月10日発行号
▼山古志村郵便局からのお話( 3月
4日)
郵政民営化について、民主党内ではもう数十回の勉強会を開き、学者、官僚、評論家等から話しを聞いてきたが、今日の会では、新潟大地震で最も被害の大きかった山古志村の郵便局長の方から、種々の思いを語ってもらった。
自分たちにできる精一杯のことをやっていこうと頑張ってきた誇りのようなものを見せてもらった気がする。仕事を通して築き上げられてきた地域住民との信頼感、連帯感が功を奏した、との説明には出席者全員、納得のできるものがあった。避難所にどなたがいるのか、しっかり情報収集するのは当然のこととしても、移り動く人々の行く先の把握などは、長年の人間関係がなければ、とても確かな情報を集めることはできなかっただろう。金融機関としての役割も、本人確認が必要だが、印鑑、通帳がなくても迅速に対応できたのも公社ならではの情報、信頼に依るところが大きかったに違いない。
党の郵政民営化への結論はこれからだが、私などは一体、郵政民営化の意味が本当にあるのか、勉強を重ねるごとに疑問ばかりが湧き上がってくる。私は地方議員の時代から、一貫して行政改革に取り組んできたという自負があるが、その私でさえ郵政の民営化には、今のところ首を捻らざるを得ない。
▼小さな雛人形(
3月
5日)
孫が子供以上に可愛いというのは、孫を持つ年齢に至った時は、経済的にはともかく、時間的、精神的に多少とも余裕を持って赤児を見守ることができるようになるからだと思う。私の場合、第1子が33才、第2子が36才の時の子供だったから、親である自分が遊びたくて仕方ない年齢ということではなく、今とあまり精神的状況は変わっていない。したがって孫が子供以上に可愛いというより、同じように可愛いというのが私の率直な実感である。
3月3日、初節句。義母から私の娘のために21年前に贈ってもらった7段飾り雛が屋根裏に置いてあるので、それを娘に贈ろうと思ったが、女房も今、無給だが事務所に入っていて時間がとれない。飾り付けには半日以上の時間をかけなければならないので、来年に先送りした。今年は民芸店で5,000円程で購入したもので勘弁してもらうことにした。
生まれて1ヶ月半経ったところで、漸く目も見えるようになってきたらしく、私のあやしにも反応を示すようになってきた。この児が大人になった時、日本はどんな国となっているのだろうか。心配と期待が交錯している。
▼新しい基地(
3月
7日)
地元事務所は2期目の県議会議員時代から使っているので、もう6年位経つが、初めてレイアウトを変えた。あまり冷えない冷蔵庫、ほとんど使わないロッカー、使い勝手の悪かった応接セット、壊れたコピー機等を処分してスペースを空け、ガラッと机の配置を換えてみた。随分、気分が一新された気がする。
元々、事務所に私のデスクはなく、事務を執る時は応接用のテーブルを使っていた。考えてみれば不自然なことであった。そんな状況なので、地元の事務仕事や質問原稿づくりは今迄ほとんど自宅で夜やっていたが、10日の総務委員会一般質問の準備で初めて、昨夜、事務所の自分の机を使い原稿づくりに励んだ。雑然としていた事務所がスッキリしたことで、仕事もやり易くなった。漸く私の新しい政策づくりの基地誕生である。
▼美輪明宏氏について(
3月
8日)
NHK教育テレビで氏が「NHK人間講座 人生・愛と美の法則」で自身の美意識を披露していると昨日の夕刊で読んだ。月曜に放映されているとのことで、是非見てみたいと思う。
『町並み、家造り、ファッション、ヘアスタイル、文化、政治が浅ましい限りの物欲、名誉欲、性欲などで成立している。奥ゆかしさ、礼儀正しさ、勤勉さ、思いやりなど、本来、主流であるべきものが、その座を明け渡している』との発言が掲載(7日、読売夕刊)されていた。政界では、期(当選回数)を重ねていても、奥ゆかしさなどを身に付けられた人材がなかなか表に出てこられない状況は異様で、隠れている逸材に光を当て、活かさなければ国家的損失だと私は思 う。わが国の美しさは、奥ゆき、深みのある社会にあった筈だ。
歯に衣着せず美意識を語る中で、こういった主張を語れる人は、そう多くないだろう。氏は今年70才と書かれていた。驚く若さだ。40年以上前、丸山明宏という名前でテレビに出演していた頃のことを私は憶えている。その時、女装してはいなかったが、どこか異次元の人という妙な印象が強烈に残っている。その後、今は閉店したシャンソンの殿堂「銀巴里」に何度か歌を聴きに行って、どこか妖しいこの世のものと違う程の美を堪能したことがあった。
美輪さんにしか語れないメッセージをこれからもどしどし発信して頂きたいと思う。
今日は私の57回目の誕生日だ。
▼動物愛護施策(
3月
9日)
党の動物愛護・外来種対策ワーキングチーム(以下WT)で8回の勉強会を経て、法案の改正ポイントをまとめた。私はWTの存在を不覚にも認識していなかったので、今年の初め第5回目の会議から出席し、積極的に発言してきた。
民間の愛護運動をされている方々からもたくさんのメールを寄せて頂き、参考にさせて頂いてきた。新聞報道から自民党案も伝えられているが、この種の法律は党派を超えて改正案をつくれば良いと思う。
私たちが力を入れて議論してきたのは、特に動物実験に関する規制であったが、骨子案では3Rの原則(苦痛の軽減、使用数の削減、代替法の使用)を明記することとした。次に実験施設、実験動物管理委託業を届出制とし、更に統一したガイドラインを策定し、第3者評価システムの創設を入れている。
動物実験は当面、私は必要悪と認識している。しかし、尊い身体を損傷したり、生命の犠牲を強いるのだから、慚愧や感謝の念を抱きながら、私たち人間の行為は慎み深いものでなければならないと思う。
アイヌの人々は家を建てるための木材を森から伐採してくる時、敬虔な儀式を行っている。祈りを捧げ感謝を表し、最低限の採り出しであることを神に誓い、切り株に塩を撒く。
共生という概念は人それぞれ受け取り方は違うだろうが、私は先ず多くの命に我々は生かされている、という理念が真ん中にずっしりと置かれていなければならないと思う。
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