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■2005年2月10日発行号
▼動物愛護( 2月 5日)
都内のあるペットショップで動物虐待があるので、力を貸して欲しいとの陳情を受けた。現地を1人でそっと見に行ったが、さもありなん、と思える程店内は汚れていた。一言二言、店主に差し障りのない言葉をかけて私は店を後にした。果たして私は動物虐待を眼にする事はなかったが、誤解を恐れずに書けば、店主の顔から動物愛護の表情を読み取ることはできなかった。その後、陳情については、一定の成果を得られたが、国内的には多くの問題が山積している。
5年前に「動物の愛護及び管理に関する法律」の抜本改正が行われているが、年間依然として40万頭に及ぶ犬猫が殺処理されている現実は、政治に大きな課題を突きつけている。平成13年には全国ペット小売業協会が組織され、業界の体質改善が進められているが、組織化率は4分の1程でしかなく、動物を物同様に、稼がんが為だけの対象物として捉えている業者も後を絶たない。
ペットとの共生で、どれだけ多くの人が癒されているか、計り知れない。この問題に私も力を入れていこうと思う。
▼名古屋人気質( 2月 7日)
今朝の新聞で、名古屋市民の交際費は都道府県庁所在地と政令指定都市の中では、全国最低と報道されていた。以前このメルマガでも書いたことがあるかもしれないが、名古屋ではフーテンの寅さんは人気がない。その理由ははっきりしていて、働かない怠け者だからとのこと。これは予算委員会か財政金融委員会で視察に行き、ヒヤリングを受けた際に聞いた話だ。
経済人も借金を嫌い、健全経営を目指す人が多いようだ。しかし、これはあくまで平均の話で、人様々ではあるだろう。
もう30年以上前のこと。私が国会で秘書をやっていた頃、世間からみると驚くようなことが議員会館にはたくさんあった。私は秘書団の役員をやっていた時期があり、党派を超えて色々な情報が私の耳にも入ってきた。
ある議員の部屋では、しょっちゅう秘書が替わっていたが、皆、風変わりな人ばかりであった。議員が予定を急遽変更して部屋に戻り自分で鍵を開けると、議員室のソファーに大男がイビキをかいて寝ていた。議員が近寄ってのぞき込んでみたらプロレスラーのグレート東郷だったという。議員とは全く見知らぬ間柄で、グレート東郷は秘書との個人的な友人であったらしい。
そのA秘書にまつわるエピソードはいくつもある。大胆な自由人で奔放な生活をしていたようだ。しかし、それでも根が天衣無縫で優しいから誰からも好かれていた。そのA氏は小銭を貯めて小さな居酒屋を出し、その経営をどこでどう知り合った女性か知らないが、全てママさんに任せていた。売り上げの中からほんの呑み代程の金子をもらうだけにしていたようだが、小遣いづくりのチョットした才覚はお見事だった。
又その後にきたB秘書も奔放さではA氏に勝るとも劣らない兵(ツワモノ)で、何日も風呂に入っていないからと、パンツ1枚になってシャツを洗っていたところに議員が帰ってきて、怒られたという話も聞いた。
そのB氏、しっかりと逆玉で地元の資産家の娘さんと結婚している。
議員も秘書のA氏もB氏も名古屋人である。大胆で奔放でしっかり者というのが名古屋人に対する私の印象だ。
▼内なる明治( 2月 8日)
雑誌「正論」に特集されていたタイトルだが、私の内なる明治は、父親である。金さん銀さんと同じ明治25年生まれで、相当、年配の方とお会いした時や、明治以降から私が生まれた昭和23年までの歴史的出来事も『親父が○○才の時だったのだな』と理解する癖がついている。若い時、政界に飛び込んで、どんな年配の方とお会いしても、『父親より○○才下だな』などと計算して対すると、妙な自信というか平静心が生まれた。
私にとり明治は、父の死と同時に生理的に遠くへ行ってしまってような気がする。政界では確か、西尾末廣先生も明治24〜25年生まれだったように記憶している。父は寡黙だったが、西尾先生も民社党の委員長を辞された後、国会開会中、連日開かれる党の国会対策委員会(事実上の両院議員総会)で、私の知る限り1度として発言されることはなかった。当時、熱血の政治家だった春日一幸、佐々木良作、池田禎治といった面々が、口角泡を飛ばし、今にも灰皿が飛びそうな空気の中にあっても、西尾先生の辺りだけは隔絶された静謐があった。
今、中央政界にあまり寡黙な人を見ることはないが、知・情・意を備えた静かで優れた若手政治家が成長し、台頭する日もそう遠くはないかもしれない。そう期待したい。
▼安い講演料?( 2月 9日)
国際問題調査会に参考人で来て頂いている人々は一流の学者やジャーナリストで、多分講演料などは通常だったら数十万円単位になるだろう。しかし参議院から支払われる謝礼は国会の内部規定により20,300円である。参考人の方々は、国会で意見陳述することの大きな意義や影響を期待、あるいは認識されて快諾下さったのだろうと思う。通常の講演なら著作権の問題も発生し、その話された内容を文字にしたりビデオに撮って流すことはできないが、国会なら全てが公開される。
今回のテーマは、“日中外交の回顧と今後の課題”で慶應大学の国分良成先生とジャーナリストの孔健氏の話だったが、中身の濃いハッとさせられる卓見が多かった。相当な準備をされておいで頂いた筈で、話された内容はそのまま本にできる程レベルの高いものだ。
中国問題に関心のある方は、是非ともインターネットで公開される議事録を読んで頂きたいと思う。参議院調査会での議論は、我が国の政治的財産といえる程のものだと思う。
◇参議院会議録情報◇
http://www.sangiin.go.jp/japanese/frame/joho2.htm
▼美貌のテニスプレーヤー( 2月10日)
東レ・パン・パシフィック・オープンでロシアのシャラポアが優勝した。17才の美少女でもあり人気者となっている。女子の一流テニスプレーヤーには美形の人が多いが、解るような気がする。
運動神経は多分、私は中の下位だと思うが、好きでテニスを趣味としている。練習試合の合間、テニス仲間やコーチなどからテニス界のことを色々聞かせてもらえるが、一流選手になって、更にツアーに参戦するとなると、莫大なお金が必要らしい。超一流となるまでは専属のコーチが必要だし、地方遠征、世界遠征となると旅費や滞在費の自己負担も相当大きい。一般的には、かなり裕福な家庭でないと世界のトップレベルまで行き着けない、ということのようだ。
下世話な話になるが、結婚に対して一般的に女性は、判断材料の1つとして高収入や安定を見込める男性のところに嫁ぎたがるのは当然だろう。そしてそんな男性は、多くの女性の中から生涯の伴侶を選べるのだから、これもどちらかと言えば美人を選択することになる。かくして男がそれなりの容姿でも、半分位の確率で美形の子供が生まれる訳だから、間違っているかもしれないが、テニスの一流プレイヤーには、美人が多くなっている、というのが私の理解だ。私のようなタタキ上げには糟糠(そうこう)の妻が似つかわしいが。
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