■2005年1月13日発行号

▼60才の青年部長( 1月 8日)

政治家志望の人物の事務所開きが行われた。地元議員などの挨拶が終わり、愈々クロージングに近づいた時、後援会青年部による“檄”が始まり、次々と登場してきた20代の青年の後に、『青年部長』として前に進み出たのは、私の友人であるM氏であった。多分、にわか部長を引き受けたのだと思うが、私は思わず吹き出しそうになってしまった。M氏は今年、満61才になるのだ。見た目にはかなり若く見えるのは確かだが、20代には絶対見えない。政治家志望の人物の奥さんに、「あの人はいくつ位に見えましたか?」と聞いたら、「45才位では?」と言われた。

70年安保の時代、日本の政党の青年組織は隆盛期にあったが、1980年頃になると活動家の高齢化が始まり、組織の年齢制限をどんどん緩めていった。個人政治家の後援会組織に於ける青年部も、上限30才までであったものを、40才までとするような光景も見られた。見た眼には不思議と違和感はなかったのだが、61才の青年部長はやはりチョット苦しい。


▼孫子の言葉から( 1月10日)

少しずつ考えながら孫子を読んでいるが、彼の理論は基本的には国と国との戦いの中で最も応用効果があると思う。現代の戦争やテロとの戦いにも充分適用できる箇所もあるが、それは部分的なものに止まる。何故なら財力や武器、人員がある一定以上のスケールを前提としての理論構築となっているからだ。

それでも私としては、日頃の政治活動の中で応用できはしないかといった視点で読んでいる。“始計”という項の中に、戦争に勝つ為の基本条件は5つあると書かれていて、先ずその第1に挙げられているのが「道」であった。その意味するところは、「人民の意志と為政者の意志とを一致させるもの。これがあってこそ、人民はいかなる危険をも恐れず君主と生死を共にする」と書かれていた。

大義や、地域の人々の静かだが確かな意志を我が胸に抱懐して、私は今、ある戦いに挑んでいる。公選法の関係もあり、具体的な記述は今後、書かせて頂きたいと思う。


▼後援会長( 1月11日)

政治家の役員就任への要請は、慎重でなければならないだろう。1度就いて頂いたからには、よっぽどのことがなければ「もう結構です」とは言えない。例えばA氏が地域での実力者だから地域での役員になってもらったとして、実は、その地域には2人の実力者がいたとしたら、もう一方のB氏に連なる面々は結局眠ってしまう、ということになりかねない。こういう地域の事情は、後々になって解ってくることが多い。

1番重要なのは、後援会長の人選だろう。その政治家への理解ももちろん必要だが、忠誠度合、人望、実力、行動力など総合的な判断で決められなければならない。又、婦人部長の人選は、あるいは会長以上に難しいかもしれない。力がある人ほど女性同士の対抗意識が強い場合もあるからだ。選挙などでお勝手の係が2分されたりすることもあり、簡単に男が入って調整できるというものでもなく、困り抜いた、などという話をよく聞いたりする。

私の場合、支援者の方々とは直接的な関係を重視してきたので、敢えてがっちりした組織はあまり作ってこなかったが、今迄はそれで上手くいってきた。今の後援会長には、「適当な人が見つかるまでやってくれないか」というヒドい頼み方をしたが、それでも了承してくれた。ここに来て私にとって適当な人材が見つかったので、早速M・I氏と交替してもらうことになるが、そのM・I氏にも、ある選挙で選対本部長に就任要請し、その時も「もっと適当な人が見つかったら替わってもらいたい」と言っておき、実際に替わってもらった、という経緯がある。

こんな事ができるのも信頼のできる友情があってのことで、私にとり有難い人々である。


▽飛び入り参加( 1月12日)

昨年11月から山根議員の秘書になりました南郷と申します。議員は今、所用が重なり忙しいらしく、「メールマガジンに一文を寄せて下さい。」という厳命が下りましたが、「私も議員の代理出席やら選挙の手伝いで忙しい。」という言葉が秘書である私に言えるわけも無く、こうしてキーボードを叩いている有様です。

秘書の仕事はいろいろな人に出会います。ある選挙で出会った人の中にE氏がいます。彼は山根議員が選挙に初挑戦した時以来、議員の選挙を手伝っているようです。彼はかつてカツ丼を45秒で食べたことがあると豪語しています。冗談の大好きな人ですから、当然45秒も冗談だと思っていました。しかしながら、彼が丼を食べる機会に遭遇した時、それがまんざら嘘ではない事実に直面したのです。彼が丼を持ち上げてから2分後、テーブルの上に丼を下ろした時には丼の中は空でした。特に急いで食べた様子はありません。胃腸がナイーブな私にとっては羨ましい限りのツワモノです。

その彼が、ある時、携帯電話をかけ終わると同時に「ちきしょう、リュウジのやつ電話をくれと言いながら、携帯を留守電にしてやがる。15円損した。」と言うのを聞いて、私「かっこいい名前ですね、リュウジなんて。裕次郎の映画に出てきそうな感じですね。それでそのリュウジとやらはどこの若い衆なんですか。」それを聞いたE氏曰く「南郷さん、何言ってるんですか。リュウジはあんたの親分でしょうが。」私「ん?・・・リュウジ・・・りゅうじ・・・山根隆治。嗚呼・・・」(^_^;;)