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■2004年1月15日発行号
▼強力な営業マン( 1月 8日)
彩の国まごころ国体が今年、熊谷市をメーン会場に県内各地で行われるが、「日本一簡素で心のこもった国体」というキャッチフレーズが“売り”で、成功すれば今後、開催自治体は右へ倣えしてくるだろう。もうどこも財政的にアップアップしているのだから。
昨日行われた連合埼玉の旗開き(新春の集い)で上田知事は、会場に集まっていた人々を前に、国体ピンバッチやマスコット人形コバトンをそれぞれ500円で買って欲しいと、資金協力をスピーチの中で訴えた。
普通、政党の党首や知事がテレビカメラを意識して、カット用のパフォーマンスを見せることはあるが、本気で物を売ったり、街頭募金するような事は考えられない。ところが、上田知事は本気で会場内で営業を始めたのだ。政治人生の辛酸を舐めてきた人だけに、こうした行為が傍目に少しも違和感がなく、どこか似合っているから不思議だ。
私もしっかり声を掛けられ、喜んで買わせてもらったが、あれだけのパワー知事だから、きっと埼玉国体は成功するだろうと思う。
▼新聞折り込み( 1月11日)
参院の補欠選挙で新聞折り込みをしたのがきっかけとなって、私も新聞を広げては、時折、広告もざっと見たりしている。不動産、スーパー、エステ、パート募集などのチラシが圧倒的に多いが、これらは時代の今を知る材料にもなっている。
中には誇大広告とも思える健康関連商品などもあるが、私が1番興味を持ったのは、就職情報である。こんな時代なので就職斡旋のご要望を頂くことも多いが、なかなかご依頼に応えられないことが多い。そこで、少なくとも何らかの情報提供くらいはさせて頂こうとの思いで、じっくり時間を掛けていつの間にか読み込んでしまう。
もう秘書時代を含め34年間も陳情処理をしてきたが、縁談と就職の話はとても今、難しい時代になっていると思う。
▼成人式( 1月12日)
25年間、地元川越の成人式に出席している。昨年もおとなしかったが、今年の成人式が1番、静かだった気がする。
長女も成人となり、一緒に会場へ長男の運転で向かったが、渋滞で私は途中下車し、200〜300M走ることとなった。今年になって体力強化を改めて図っているが、息切れし、未だ成果が現れていない事を確認する羽目となった。
テレビでは他の県での荒れた成人式が放映されていたが、彼等の心の内の淋しさや満たされない思いが私には痛々しく思えた。恐らく家庭的な不幸や不満で心の置き所がどうにもならない青年達なのだろう。耐える力も欠けているが、家庭教育を始めとする自信無げな教育の貧困が大きな要因である事は間違いない。
▼欧州事情視察 その4最終回 ( 1月14日)
EU日本代表部から、現在のEUの問題と展望を聞かせてもらい大いに感銘を受けたが、日本もアジアを核とした経済圏の創造に、1歩踏み出すべきかもしれない。1番厄介なのは米国と中国との関係、バランスをどう保ちながら事を進めるかということに尽きるだろう。
カナダ国籍だったように記憶しているが、EU日本課長からの熱い話しぶりには、引き込まれるものがあった。
私が手掛けてきた、夫を日本人に持つ中国人 金子容子さんが、法輪功での活動によって中国政府により拘束され、収監されている問題を提起したら、日本課長は即座に、「日本政府から正式な要請があれば、EUとしても取り上げていきたい」と答えてくれた。又、人権問題の担当者からも、必要があれば国連人権委員会でとり上げてみたい、とも言ってくれた。
帰国してから知ったのだが、ちょうどこの日、中国で金子容子さんが解放されたという。私の今回の交渉努力もあまり意味がなかったが、結果オーライである。
▼足利銀行で質疑( 1月15日)
財政金融委員会で初めての質疑に立った。足利銀行の一時国有化問題で、当時、頭取だった日向野善明氏と、日本公認会計士協会会長の奥山章雄氏への質問だった。
昨年5月、りそなホールディングスの時と違い、今回の足利銀行への措置は、考えられない程厳しい内容だった。時折、日向野元頭取は声を詰まらせる場面もあったが、足銀再建に向けて全力を傾け、ある程度目途が立ち、再建への手応えを感じてきた時だけに、無念だったろうと思う。会計処理上の措置1つで、金融庁に事実上、引導を渡された格好だ。昨年も竹中大臣や金融庁の説明も聞いたが、、破綻措置をとった理由は説得力のあるものではなかった。
15分の割当時間に過ぎなかったが、久々の国会質問だったので、前夜、資料を読んだり質問展開を考えていたら、夜の空が白みかけていた。
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