■2004年1月8日発行号

▼新春の決意( 1月 1日)

今年は自分を見つめ直し、充電を図る時期だろうと思う。国会議員になってから、特に県連業務で党務中心の活動を続けてきたが、これからは政策面での活動に力を入れていきたいと思う。

参院は選挙があり、半数以上の人が今年7月に改選期を迎えるので、充分な国会活動はしづらく、否が上にも、我々、非改選組の議員に国会質問の機会が飛躍的に増え、相当の勉強量が求められてくる。私の心の奥にある政策への渇望感と客観的状況が一致してきたのは幸いである。早速、来週1/15(木)には、財政金融委員会の閉会中審査が行われ、足利銀行の問題について、私も質問に立つことになっている。

健康面では、一昨年、折角10Kgの減量に成功したが、去年の選挙戦での激務から意識的に体重を増やしておいたので、今年は又、10Kg減に戻そうと思う。水泳、テニスでは目標を置いてみたが、これとは別に、来年(H17年)夏には富士山への登頂を目指したい。その為の体力づくりを意欲的に行っていこうと思う。


▼欧州事情視察 その3 ( 1月 3日)

私にブレア批判したのは、主婦で保守党支持の人だったが、かなり細かな話なので、真偽は短期滞在者ではとても判らない。彼女は主に3点を指摘していた。
(1)(義務教育で?)私立を廃止したいと言っているのに、自身の子供は自  宅から1時間も離れた私立中学校に通わせている。
(2)医療、教育、運輸行政が全く改善されていない。
(3)公私混同が多い。休日の私的レジャーなどでも、巧妙に公費を使っ ている。

主婦感覚ならではの視点だと思うが、こうした批判があっても尚、ブレア政権は当分、揺るぎそうにないというのが、現地での大方の見方だ。ブレア首相はフランス語を話す初めての(?)イギリス首相で、こうした面も国民的人気の一因なのだろう。

「4〜5年に1度、イギリスは独裁者を選んでいる」という言い方がある程、この国の首相の権限は、日本と比較にならない程、大きいようだ。

ベルギーは私にとって未踏の国であり、いささか胸ときめくものがあった。EU本部があり、スイスのような中立的イメージを持っていたが、実際はフランスべったりといった国柄で、顔はいつも同国を向いている。ブリュッセルの街はコンパクトな都市といった趣で洒落ているが、主要駅周辺の治安は年々、悪くなっているという。

夜ホテルを出て街並みを散策し、地図を見ながら、かの有名な小便小僧を見学した。予め世界三大がっかりの1つだと聞いていたので驚きはしなかったが、それでも予想していたより、美しくも広くもないスペースでの放尿だった。石畳となっている十字路の一隅3〜4坪の敷地に、2メートルもある台座の上に身長1メートル程であろうか、黒い像の子供が放水しているに過ぎない光景が、名高い小便小僧だった。

長く滞在しているという日本の記者に紹介され、小便娘の像も好奇心で見に行ったが、恥ずかしくてとてもまともに見ることはできなかった。20メートルも行くと突き当たってしまうような何の変哲もない路地の、くり抜かれたような壁の鉄格子の内に、その像はさり気なく置かれていた。もう暗かったのでプレートに書かれた製造年は読めなかったが、1985年から87年頃に置かれたのだそうだ。小便小僧に因んで作られたのだろうが、ちょっと悪戯が過ぎるような気がした。

この国は、北欧と同じ位、福祉が充実しているが、高福祉・高負担で収入の半分は税金で持っていかれる。又、教育にも力が入れられているが、小学校から成績が悪ければ留年させられることもあるという。フィリップ皇太子も、大学では留年の憂き身を味あわされている。


▼「日本経済への最後の警告」ガルブレイス著を読んで( 1月 4日)

失くしていた書籍を見つけ、改めて読み返したが、本書は経済を書き乍らも、歴史や社会も書き添えてあって読み易く、読後感も満足できるものであった。

恥ずかしながら、イギリス・チャーチル元首相が蔵相時代の経済政策に大きな失敗を犯していた事は知らなかったが、ここのところの記述は興味深かった。

いつの時代でも教科書通りに事が運ばないのが経済で、正に日々、進化し、新たな節理が創られていく生きた学問ということなのだろう。


▼「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」
       ジョセフ・E・スティグリッツ著を読んで( 1月 7日)

2001年、ノーベル経済学者の書いたものだけに学術書といった肌合いの本で、なかなか感情移入ができず、読み辛かった。

微に入り細に亘っての論述は、多分、私の勉強不足のせいなのだろうが、裾野が広すぎて捉えきれないといった感じだ。


▼私の部屋(12月24日)

ボサノバの何とも間延びした間合いが心地よく、若い頃から気になっていた。70年安保騒動の時代に在って私自身、保守的な思想傾向であったが、「自民党支持」と言うことが潔くなく思われていた時代感覚とどこか似ていて、ロックやフォーク系の歌でないと、とても演歌やボサノバを「好きなジャンルだ」などと口にできなかった。12月24日、クリスマスイブ。1人、しわがれてやるせない音色の鈴木重子を、もう2時間も白ワインを呑みながら、ずっと仏間で聞き続けている。

わが家には私の部屋というものがない。以前、書斎が私の部屋ということもできたが、何年も使わないうちに、とうとう“息子の書斎”となってしまった。私は書き物をする時は、1人でないとできないのだが、近くに人の気配が全くない所でも又、淋しさに耐えられない。書斎は寝室の奥にある部屋なので人気から遠く、私が終日使用した日数は、わが家は築20年になるが、10日程でしかないだろう。1階、居間の隣にある10畳ほどの仏間が、今でも私にとっては1番、心休まる場所となっている。

仏壇は私の好みで高さ2メートルもある作りつけのもので、神棚にも知人の材木商に作ってもらった横1メートル幅の社が安置されている。私の信仰観は、特定の宗教や宗派にとらわれるものではないが、縁は大切にしたいと思っている。家内の祖父は神道に奉職したし、私の父は無宗教に近かったように思う。

自宅に送られてきた書類を整理したり、原稿を書いたり、仮眠をとったり、瞑想したり、読書したり、読経したり、電話したり、嫉妬深い愛犬に気付かれないように猫を抱いたり、思索したり、祈ったり、大好きなアイスクリームを食べたり・・・。そして音楽を聴くのもこの部屋で、仏間は私の知的、精神的活動の拠点となっている。鈴木重子の次は、これから小野リサを聴こうと思う。


●知人の NPO法人 日本救助犬協会 からのお願いです。ご協力を
お願いします。

       <<<訓練所提供のお願い>>>        

  現在、当協会は、中野区のご厚意で元国立療養所跡地を本部
 訓練場としてお借りし、災害救助犬の育成を続けてまいりまし
 たが、2004年 4月より福祉施設建設のため訓練場の使用ができ
 なくなります。
  そこで、訓練地として東京近郊で、

       空き地/林/山(できれば300坪以上)
       土日に借りられる資材置き場など
 
 を貸していただける会社/個人の方を探しています。
  是非、皆様のご協力をお願いいたします。情報提供お待ちし
 ています。

   TEL 03-3385-3451 E-mail [email protected]
日本救助犬協会ホームページhttp://www.kinet.or.jp/kyujoken/


◆2003年12月18日発行号において、「父の背中」の著者名を入力
 し間違えました。正しくは庭野欽司郎さん著です。
 訂正し、お詫び申し上げます。