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■2002年5月16日発行号
■□■山根隆治の発言記録■□■
去る4/17(水)、民主党・新緑風会を代表して登壇した本会議で の質問と、4/25(木)に行った内閣委員会での質問の会議録が、参議院のホームページにて公開されています。
アドレス:http://www.sangiin.go.jp/japanese/frame/joho2.htm
▼約束を果たしました( 5月11日)
昨年、参院選の選挙運動中、東上線の朝霞駅だったろうか、見ず知らずの方から自転車の交通安全対策について具体的な提言を頂いたことがあった。それは、夜間の自転車に自動点灯装置を義務付けたらどうか、というものだった。自転車の点灯は確かに、タイヤにダイナモを押し付けて発電させる一般的なタイプでは、ペダルが重くなり、無灯のままついつい走りがちで、乗用車のドライバーからすると、何度もヒャッとさせられたりしてとても危険だ。
内閣委員会で提言したところ、義務化はともかく、既に開発された商品もあるので、「積極的に薦めてみたい」との答弁を引き出すことに成功した。
宗男さん現象となっても困るので、商品の資料収集はインターネットで行い、一切、業者に問い合わせることをしなかった。変なところで気を使わなければならなくなったのも、あの人のせいかもしれない。
▼「ルネッサンス−再生への挑戦−」
カルロス・ゴーン著 を読んで( 5月12日)
著者は日産の社長。初めての著作をものにされた時は、ホッとされただろうと思う。多忙を極めている中での執筆は苦労だったに違いないが、おそらく著者は、何よりも日産の社員に読んでもらうことを念頭に汗を流したのだと思う。だから、未だ本書を読まれていない日産の皆さんには私からも本書を推薦させて頂きたいと思う。
本書を読んで意外だったのは、著者は必ずしもカリスマの人ではないとの印象だった。あるいは、今後、その業績ゆえに神秘性を漂わせることにならないとも限らないが、本書からの印象は極めて実務型の人だと思う。
いずれにせよ、私は心から日産の復活への、リストラ等で苦渋には満ちていたが、確かな第1歩を祝福させて頂きたいと思う。
▼小沢一郎さんへの質問( 5月13日)
新進党時代、1度名刺交換をしてご挨拶をさせて頂いたことはあったが、じっくりお話したことはなかった。先般、機会を得てじっくり、日頃、伺ってみたかった事を尋ねたところ、率直にお答え頂けた。様々な影響も起きるので、残念ながら、お答えを全て記すことはできないが、質問事項は、凡そ次のようなものであった。
1)石原都知事の行方について
2)政界再編の展望について
3)選挙協力の原理について
4)評価する政治家について
5)マキャベリズムについて
食事をとりながら、寛いだ中での話だったが、微妙な質問が多かったこともあり、周りはハラハラしていたように思う。時に、私を射るような眼差しも向けられたが、私も怯まずに自分の意見も交えて切り込むように反論したりして、質問を重ねた。
4)については、私も評価しているニクソンと答えられたのが嬉しかった。亡くなる数年前、先方から、是非お会いしたいと言ってこられ会談したが、お互いの息がピッタリ合ったという意味のことを語られた。
ケ小平については、「やはり、それなりの人物」と述べられた。更に私は、西郷隆盛と大久保利通のどちらに惹かれますか、と聞いてみたところ、「西郷に惹かれるが、大久保を評価している。」との答えが返ってきた。
▼鈴木宗男氏と野中広務氏( 5月14日)
鈴木宗男代議士に対する議員辞職勧告決議案について、野中前自民党幹事長は「無所属の議員に多数をもって辞職勧告することは如何なものか」と語った。鈴木氏の身辺に次々と逮捕者が出る中で、野中氏の発言はあまりに不自然と思う。
鈴木宗男氏が秘書時代に中川一郎代議士を裏切り、逆に代議士を恐喝していたという中川代議士未亡人の告白を改めて読んでみると、野中氏の発言は、あるいは鈴木氏からある種のプレッシャーがかかっているのではないかという疑念も湧く。
スキャンダルが個人の問題に帰する時、政治倫理という物差しで完膚無きまでに叩きつぶすことは、どうも私の生理には馴染まないが、鈴木氏問題のように背景に構造的な問題が見える時は、徹底に膿を出しきるべきだと思う。
それにしても、鈴木問題に対する野中氏の発言は不気味な程、腰が引けている。
▼国会移転委員会での石原都知事発言( 5月15日)
参議院の「国会等の移転に関する特別委員会」で参考人として招かれた石原都知事は、移転反対論を滔々(とうとう)と述べていた。私自身も移転には反対であり、委員会が招いてきた参考人は多くが移転賛成論者だったので、時間は詰まっていたが、何とか合間を見て傍聴してきた。
石原都知事は、埼玉、神奈川、千葉を含めての機能分散には賛成だと語るなど、根本的なところで私と同意見なのがよく解った。しかし、この人は作らなくてもよい敵を随分、作っているだろう事もよく解った。マスコミ受け、国民受けすることを十分、計算に入れて、遠慮なく国会に来て国会を批判したりしていた。官僚批判も同様で、もうちょっと言い方もあろうにと思うほど、暴言に限りなく近いような表現をする。
この人は、何かが過剰すぎるか、何かが欠落している。もったいないと思う。
知事の陳述が終わったので委員会室を出たら、そこに拉致問題で北朝鮮寄りの発言をして私自身も本会議で批判していた中山正暉代議士とバッタリ出会い、莞爾(かんじ/にっこり)として目礼されたので思わず私も会釈したが、その後直ぐに石原都知事が出てきて、いきなり2人で怒鳴り合うように言い争っていた。傍らの人達が、委員会室の裏側の部屋を案内していったが、2人とも迫力のある音量だった。
多分、産経新聞だったかで拉致問題で都知事が中山批判をした事についての問題で、知事が参院に来たことを聞き、中山氏が抗議に駆けつけてきたのだろう。
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