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●山根隆治君 既にマクロでの視点からの御質問は前回、連合審査でさせていただいております。今、松村委員の御質問も、要を得た御質問も非常に勉強させていただきました。ただ、私の立場と若干違ったところもありますけれども、それはまず冒頭申し上げさせていただきます。 今、地域で相当な期待があるというふうなお話ありましたけれども、期待も確かにございますけれども、不安もありますし疑問もある、それがこの法案だろうというふうに思っているということをまず申し上げさせていただきたいと思います。 コンパクトシティーの成功例として、先ほども大臣、青森市のお話が述べられました。青森市であるとか、そして佐世保市、そういったところも成功の事例として非常に評価されているというふうに承知をいたしているところでありますけれども、先ほどこの「がんばる商店街」という冊子も、本も配られまして、私、今ぱらっと見させていただきましたけれども、こうした商店街成功事例の共通したものというものはどのようなものがあるのか、まず冒頭お尋ねをいたします。 ●政府参考人(迎陽一君) 青森の成功の事例というのは、早くから行政の方でコンパクトシティーというふうな構想を打ち出しまして、それと同時に、そうした市街地集約の取組と同時に、この前、参考人の質疑にもございましたように、地域のリーダーの方が中心になって商店街の活性化に注力をされたというふうなことで、駅前の歩行者の通行量が四年間で四割増加を見たというふうな成功を見ておるわけでございます。 また、佐世保の例でございますと、これは中心市街地の役割を商業だけではなく、人の交流あるいは各種情報発信、文化醸成の場であるというふうな考えの下に、商店街の若手の経営者中心に地域住民が参加する様々なイベントを、これ一回限りではなくて非常に長いこと継続的に行うことによって外部からの参加者ですとか観光客が多数訪れるというふうな成果を上げておるわけでございます。 したがいまして、成功した地域についての共通点は何かというお尋ねでございますけれども、やはりこれは、それぞれ地域の置かれた固有の特性というのを生かして、それに対してその地域の方々が創意工夫をして町ぐるみ意欲的な取組を行っていくということが、これがその基本であって、これなくしてはなかなか成功はしないというふうなことであろうかと思っております。 ●山根隆治君 私も同様な見解を実は持っているわけでございます。ですから、単純な基準といいましょうか、物差しはないというふうなことだろうと思います。 先般、当委員会で、私の地元でもございます川越市の方においでをいただきましていろいろなところを見ていただきました。ただ、残念だったのは、時間の関係で、もっと非常ににぎわいのある商店街も、実はクレアモールという名前で、造語ですけれども、そういう商店街があるんです、そこも見ていただきたいという思いはございましたけれども、いずれにいたしましても川越の現実、現場というものを見ていただいて大変いろいろな感想をお寄せいただきまして、地元の人間としまして大変うれしい思いをさせていただきました。 この川越につきましても、実は「春日局」というのを大河ドラマ、NHKで放映をされまして、それがきっかけとなって大きくまちづくりが変わってきたということがございます。ですから、観光もそうでありますけれども、まちづくりというものもその地域の特性をどう生かすか、あるいは演出をするか、そこが私は非常に大きなポイントになってくるんだろうというふうに思っているところでございまして、今お話のありましたように地域の特性というものをそれぞれ抽出して、そして行政としてでき得る、アドバイスできること、支援できることを積極的に行っていくことが私は成功のやっぱり要諦だろうというふうな認識を私は持っているということを表明させていただきまして、この点についてはこれ以上の言及を控えさせていただきたいというふうに思っております。 さて、行政の目的というのは地方自治法にも定められているところでございます。第一条では、民主的にして能率的な行政の確保を図るというふうに書かれておりますし、そして第一条の二では、住民の福祉の増進を図ることを基本とするということが文言としてはっきり書かれているわけでございますけれども、言葉を換えて言えば、私は、市民、国民の幸せをつくる、そのお手伝いをするのが行政だろうというふうに思っているところでございます。そういう意味で、まちづくりということについても幅広い視点から考えていかなくてはいけない。 一つ具体的な提案、問題提起をさせていただきますけれども、健康ということについても私は配慮したまちづくりというのがこれから必要だろうと、大きな国策としての健康とまちづくり、この点についての御見解がございましたらお聞かせをいただきたいと思います。 ●政府参考人(迎陽一君) 正に、まちづくりというのは、経済的な観点だけではなくていろいろな目的を、すべてを満たすべくやっていく必要がある大きなテーマであるというふうに考えております。そして、今御指摘のございました、まちづくりを進めるに当たっても、地域の方々の健康の向上を意識するというふうなことは極めて重要なことであると思っております。例えば、コンパクトシティーということで人々が歩いて暮らせるまちづくりというふうなことがよく言われておるわけでございますけれども、こうしたコンセプト自体が健康の向上にもつながり得るんではないかというふうにも考えられるわけでございます。 また、それと同時に、健康向上のための具体的な取組を町の活性化の中でやっていこうというふうな地域も見られるわけでございます。空き店舗を活用いたしまして、そこで地域住民の健康維持、体力向上、あるいは交流の場を創出しようということで、トレーニングマシン等の運動機器を整備する、あるいは各種の運動教室を開催をしたり、それから健康改善の教室を開催するというふうな取組をやっているところ、地域もございます。こうしたところに対する支援なんかも私ども行った事例もございます。 したがいまして、今後とも、こうした様々な取組をまちづくりの中で推進をしていくというふうなことが必要なんではないかと思っております。 ●山根隆治君 アメリカのエモリー大学の医療研究グループが、実は健康とそれからまちづくりということでの研究成果というものを発表をされたことがございます。つまり、アメリカの場合でありますけれども、郊外へ市民が車で移動するということによって起こる弊害の一つとして高血圧などの生活習慣病が起きている、こういうふうな実は指摘をいたしました。しかし、それが即日本に当てはまるかどうかということになると、そう単純なものではありませんし、この研究の成果がすべてを物語るというふうに私思いませんけれども、いずれにいたしましても、私はそうした健康ということにも十分やっぱり配慮をしなくてはいけないというふうな思いが実はいたします。 本法案の第一条も、急速な少子高齢化の進展、消費生活の変化等の社会経済情勢の変化への対応ということがまず書かれているわけでありまして、そういう視点からも私は健康にも十分に配慮したまちづくりが必要だろうというふうな思いがいたします。実際にもう既に今まで地方自治体、全国いろいろな自治体で知恵、アイデアを出して、例えば健康ぶら下がり器を設置するとか、今御答弁がありましたようなものも含めていろいろな工夫というものも実はございます。 私自身も、私的な話で恐縮でありますけれども、健康には結構気を使う、使わざるを得ないような年齢にもなってきまして、水泳教室なんかも行っているんですけれども、運動教室というのは何か行ってもなかなか長続きしない。つまり、どういうことかというと、何か修行しているような気になってしまいまして、やはりそこに遊びというか楽しむものがないとなかなか長続きしないというふうなことがあります。 例えば、これは商店街の中で、行政がどこまで関与するかは別といたしましても、今少し小さなブームになっていますけれども、社交ダンスの場があるとか、そこにちゃんと教える先生もいるとかいうようなことがあって、楽しみが与えられればおのずとやはり健康にも市民が積極的にやっぱり参加するというふうなことにもなるわけでございまして、今の御答弁は自治体でもこういう例があるというふうなお話でありましたけれども、そのメニューの提供、あるいは研究して、少しその調査結果、研究成果というものをどこかに依頼して健康なまちづくりのメニューというものも国で提案するということがあってもいいかと思うんですけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 ●国務大臣(二階俊博君) 山根議員からはいつも様々な視点、御経験に基づいていろんな御提案をちょうだいいたしておりますが、ただいまも健康ということに焦点を合わせて、地域の活性化、いわゆるにぎわいの町をつくるということに、そのことをヒントに何か考えられないか、こういう御指摘であろうと思います。 お互いの生活の中で、健康こそ一番大事な視点でありますし、同時に、今いろんな御商売ではやっておるのは健康をテーマというか武器というか、健康に重点を置いた御商売が一番繁盛しておるわけでありますから、私は大変すばらしい視点であると思っております。今直ちに経済産業省として健康とまちづくりをマッチさせて御提案ができるようなものを持ち合わせているわけではありませんが、今、議員の御指摘、十分参考にさせていただきたいと思います。 おっしゃるように、社交ダンスなどというのは随分以前に大はやりをした時代がありますが、だんだん衰退をし、今また改めて新たな視点で社交ダンスが町々ではやっておる。あるいはまた、老人の皆さんの集いの中でもそのことが、体を動かす、あるいは音楽、これは本来、松副大臣に御答弁いただいた方が得意の分野でありますが、私は大変大事なことではないかと思います。そして、若いころ、私の郷里でも、ダンスの先生としてちょっとハイカラだなというふうな感じ、モダンな感じをしておった人たちも、もう七十を、八十を超えておられるような方々がおられます。しかし、やっぱりそういう人は何となくかくしゃくとしておられる。背筋がぴんとこう伸びているような感じがするわけであります。 ですから、これからは地域住民の皆さんとそうした地域にリーダーが点在する、育っていくということが大事だと思っております。我々も、これから商店街の振興、にぎわいのまちづくりというものに対してはあらゆる視点から対応していかなくてはならない。その中で、今、議員から御指摘をいただいたような点も十分参考にして、健康なまちづくりを標榜しながら、これから積極的に努力をしてまいりたいと思っております。 ●山根隆治君 今、久しぶりにハイカラという言葉を聞いて非常に、少しうれしい思いもさせていただきましたけれども、松副大臣、今大臣の方からも御指名があったような状況でございますけれども、一言ありましたら御所見聞かせてください。 ●副大臣(松あきら君) 私も先生のおっしゃるとおりであると思います。 実は、健康というものとまちづくりというのを絡めてこうした御質問、私は伺ったのは今日が実は初めてでございまして、新鮮な気持ちで、本当にそうだという思いを強くいたしました。 まず、健康があってこそ初めていろんな発想ができたり、あるいは人と仲良くできたり、いろいろなことが起こってくるわけでございますので、その中で確かに社交ダンスなどは非常に良いと思います。背筋を伸ばして、正に元気でダンスができるわけでございますので。ですから、もし、小さな場所でもできるんですね、ダンスなどは。ですから、今ちょっと空き店舗などがありましたら、例えばそういうものも誘致するという、こういうことも考えられるなと。まあ社交ダンスには限りませんけれども、今、お年寄りの方ができる腰痛ダンスなんというのもあるんですね、ダンスと体操と絡めて。実は私もたまにやっているんでございまして、その腰痛体操みたいのをやっているんですけれども、そういうことも非常にいい御参考に今日はさせていただけるなという思いで伺わせていただきましたので、一言。 ●山根隆治君 是非、健康とまちづくりというものも是非お考えをいただきまして行政に生かしていただきたいということを、最後にこの点については申し上げさせていただきます。 次に、実はイギリスで高齢者の方や障害者向けの送迎サービスであるとか電動スクーターの貸出し、車いすの貸出し等を行っている一つアイデア、知恵がございまして、タウンモビリティーという、そうした施策というものがあるわけでございますけれども、これは現に福岡県の久留米市で導入しておりまして、一定の評価を得ているというものでございますけれども、このタウンモビリティーについては、日本への導入ということについてはどのようにお考えがあるか、お聞かせをいただきたいと思います。 ●政府参考人(迎陽一君) 御指摘のとおり、タウンモビリティーの制度というのは、一九八〇年代にイギリスで、町へ買物へ出掛ける移動手段としての送迎サービスですとか、あるいは商店街における電動スクーターですとか車いすを貸出しを行うことで行動の自由を確保しようというふうな福祉スキームとして発祥を見たものでございます。 それで、こういったものにつきましては、現実に、今先生の方から久留米市というふうなことがございましたけれども、私どもの承知しているところでは青森市ですとかあるいは金沢市あるいは広島県の福山市、こういったところで電動スクーターの貸出しというふうな試みも既にやっておるようでございます。 そして、こうしたことのメリットとしては、外出が困難で家にこもっていたような方々が町に出てこられるというふうなことで、これは町の活性化にもつながることでございますし、あるいはこうしたいろんな試みをすることによってまちづくり自体も、こうした車いす等が自由に移動できるような、町のバリアフリー化についての認識が広がって、そういったものが進んだというふうなメリットが見られたというふうなお話もございます。 こうしたものについては、やはり中心市街地活性化、まちづくりを進める上においても一つのいい方法であろうかと思っておりますので、各地域でこうしたものも導入のメニューの一つとして御検討をいただくと同時に、必要があればこうしたものも支援をしてまいりたいというふうに考えております。 ●山根隆治君 久留米市を今挙げましたのは、特に久留米大学の経済学部の松尾先生という先生が、その経済性、経済効果というものについても実は調査をされて発表されているということがございまして、こうしたモビリティー、タウンモビリティーというものをつくることによってやはり経済的な波及効果はあるんだということを実証を実はされているというふうなことがございましたので、あえて久留米市の事例を挙げさせていただきました。 今、町もこれで活性化というふうなお話ございましたけれども、活性化するということは人が動くということで、人が動くということは経済効果があるということでございますので、是非、積極的な支援策というものも国としても是非お取りいただきたいということを、この際、御要望させていただきたいと思います。 そして、今ここでこの法案についての議論をしている中で、私たちが見落としがちなところは、既にもう郊外に新しいコミュニティーがつくられている、その現実でありまして、こことのやはり融和というものを私は図っていく必要もあるんだろうというふうに思っているところでございまして、今私が申し上げました、こうしたタウンモビリティーにつきましても、これを中心市街地だけにかかわらず、もう既に、既存の発展を見せている地域にも応用していく、活用していく、そのことが非常に必要だろうというふうに思っております。既に、既存の国民の財産、地域の財産であるわけですから、これを生かすということも非常に必要だろうと思うんですけれども、この点についての御見解があればお聞かせをいただきたいと思います。 ●政府参考人(迎陽一君) ちょっと御質問の趣旨を誤解をしているかもしれませんが、要するに今の御指摘は、既存の、中心市街地以外の郊外のショッピングセンターとか、こういったようなものも要するに一つの役割を果たしているんだから、そうしたものについてもきちっと評価をして考えていくことが必要ではないかという御趣旨と受け取りましたけれども、もちろん、今現在、郊外にショッピングセンターみたいなものが最近多く建ったということは、これは、こうした人口等が郊外に移動したというふうなこともあるわけでございますけれども、やはり品ぞろえですとか利便性ですとか、こうした点で消費者の支持を受けたというふうな側面はあるわけで、物の供給において一定の役割を果たしておるわけでございますので、こうしたものは引き続き、しっかりした役割を果たしていただくというふうなことが必要であろうと思っております。 ただ一方で、今後のことを考えたときに、こうしたものが、言うなれば今までは、言い方としては無秩序というか、都市計画で十分なルールがない中で出てきたというふうなこともあるんで、そうしたものについては、今後一定の都市計画のルールにのっとってやっていくというふうな新しい見直しをやったわけでございますけれども、既にあるものについては十分しっかりとした役割を期待をしたいというふうに思っております。 ●山根隆治君 期待をするのはいいんですけれども、私は、まず、既存のというか、新しく郊外に展開されたショッピングセンターであるとか、一つのコミュニティーももうできているわけですね、地域によっては、全国で見れば。ですから、そこを逆にリニューアルする。小さな予算で小さな力で大きな効果を生むということが既にできる可能性を秘めたところだということも逆に言うと言えるわけですから、いろいろな、私が今申し上げたタウンモビリティーにつきましても、あるいはそのほかのいろんな施策についても、これは中心市街地を活性化させるというこの法案ではあるけれども、しかし既存のものについても生かすという視点を是非持っていただきたいというふうに思うわけです。 これは今、今の局長の御答弁で無秩序なというふうなお話ございましたけれども、それもこれも国の方針の中でやられたことでありますし、想定外であるいは起こったのかも分かりませんけれども、その責任は一に掛かって行政にあるわけです。しかし、結果して郊外に一つのコミュニティーができてきているという現実を踏まえて、それを生かすということをやっぱりしっかり考えていくべきだ。つまり、リニューアルをそういった地域もするという視点が必要だということを私は申し上げているわけで、傍観をしているのではなく、期待しているということじゃなくて、それなりのやはり施策というものも配慮すべきだということを申し上げているわけでございます。もう一度答弁してください。 ●政府参考人(迎陽一君) 今のリニューアルという点でございますけれども、今回、まちづくり三法見直しの中で、いろいろ新規の出店について一定の手続が必要だというふうな仕組みが提案をされておるわけでございまして、そうしたことも踏まえて、GMSですとか、あるいは大型の小売店において既存の店をリニューアルしようというふうな動きというのがかなり活発になっておりますので、こうしたことが、正に今先生おっしゃったようなことが進んで、現実に進みつつあるというふうなことであろうと思っております。 ●山根隆治 いま一歩やはり踏み込んだ答弁がないというのは不満でございます。 前回の質疑でも私お話しさせていただき、発言させていただきましたけれども、やはり一度つくった、形成されたやっぱり町というものをどう生かすかというのは非常に大事なわけでありまして、今回の法案というのは中心市街地の活性化ということで、また別の視点から、歴史を戻すようなそういう意味合いというものも十分あるんだろうというふうに思いますけれども、これらについて、私の疑問というものもなかなか、この委員会の論議の中で必ずしもすっきりとされるということが実は残念ながらなかったというふうなこともございます。 実は、整備新幹線の予算の査定の問題のときに、もう今から十数年前の話ですけれども、大蔵省の主計官が昭和三大ばか査定という言葉を使ったことがありました。一つは戦艦大和の建造と、そして一つは青函トンネルの査定での失敗、そして三つは伊勢湾の干拓事業、この三つを称して三大ばか事業というふうに言いましたけれども、そして四つ目としては整備新幹線ということを触れたわけでありますけれども、私は、その背景にあったのは、一部の政治家であるとか、一部の産業界、業界の圧力に屈してばかなことをしてしまったという、そういうざんきな思いを吐露された発言だったというふうに当時聞かせていただいたんですけれども。 私は、今回の事業が必ずしもそうだということを断言するものではありませんけれども、そうしたよこしまなといいましょうか、思いを持った者がいると思いませんけれども、そうした誤解のないようにしていただくためには、しっかりとした幅の広い視点からの行政の執行ということが求められるというふうに思っているわけでございまして、これらの点について、今少し、今日は三十分の時間でございました、議論させていただいた全体の感想について、そして私も違った視点で御質問させていただきましたので、思いを、私の思いも述べさせていただきましたけれども、こうした議論を審議官とさせていただいたのを聞きまして、大臣の、ひとつ最後に、時間でございますので、御感想を聞かせていただければ有り難いと思います。 ●国務大臣(二階俊博君) 先ほども申し述べましたが、山根議員からは、いろんな角度から、このまちづくり、そして商店街振興、地域の発展につきまして御意見をちょうだいしてまいりましたこと、ただいまの審議官とのやり取りだけではなくて、ずっとちょうだいしてまいりました。私は、この法案が成立した後に、改めて我々経済産業省はこの法案に対する重い責任を担うわけでありますから、心して今後の対応を図っていきたいと思っております。 そして、度々申し上げてまいりましたが、口で言うだけではなく、机に座って指導するというようなことを言っているだけではなくて、本当に現場を歩いて、この新しく、御賛成をいただいて法案が成立した後に、その法案を生かしてどう対応するかということを考えてまいらなくてはならないと思っております。 先ほども、お年寄りの皆さんにも、町の商店街を歩く際にどういう利便が図れるか、優しい観点から御意見がありましたが。 私もこの間、自分の近所の商店街で、本屋さんで勘定を待っておりますと、私の前にお年寄りのおばあちゃんが勘定をしているわけですけど、勘定をしながら、もう少し分厚い、言い換えれば重い本を買いたいわけですね。買いたいんですが、やっぱり自分の力に限界があると。これを持って帰るのは大変だからやっぱりこれは返しておこうと、また来ますと、こう言っているんですね。そんなときに、どういう距離にあるのか存じませんが、配達の手伝いぐらいしてあげたらいいのになということを私はそばで思いました。自分が代わって持っていってあげるほどの時間がありませんでしたが、私は、お年寄りたちがそうしてだんだんだんだん、この町はすばらしいと、この町は自分たちの年寄りも町じゅうが大事にしてくれる雰囲気があると。 私は、観光で湯布院というところが大変人気を呼んでおるわけでありますが、やはりあそこの町へ行きますと、観光関係者の皆さんが力を合わせて、そして一木一草に至るまでお客様を迎えるというこのホスピタリティーを持って対応しようという雰囲気が新たな観光客を招いておる。観光客が少ないということで嘆いておられる地域もたくさんあるわけですが、その中で、お客が来て、たくさん来てくれてお断りするのに困っておるほど大勢集中している。商店街にもそういうところがあるんだろうと思います。 そういういい点を学びながら、御指摘をいただいた健康の面も含めて、私ども、しっかり対応してまいることをここでお約束をしておきたいと思います。 |