2010年 2月 4日 やまねりゅうじメールマガジン 「開かれた扉」 「"鳩山総理の英断"」他
◇野次(1月29日)
予算委員会や本会議で激しい野次を飛ばす野党議員がいる。これに対し、与党であるわが党の議員が逆襲の
野次で激しく応酬している。従来なら、私も同じように参加してきたのだが、今は極力遠慮している。何故と
なれば、野党の激しい野次を発する議員は、外交・防衛委員会に所属している議員が多く、法案等で速やかな
可決・成立を目指す与党議員の立場からは、良い人間関係をつくっておかねばならないからだ。
一年生議員で初登院したての頃は、私も結構、大声で良い野次を発していたと思うのだが、次第に他会派の
議員と人間関係ができてきたりすると、共産党議員にでも野次は向けづらくなってきた。ちょっと弱気かな、
とは思うものの、『これでいいのだ』とも思う。人間関係のできている野党議員には、政府批判に対し、精々
小声で『そんなことないよ』と呟いたりしている。
◇開かれた扉(2月1日)
質問の2日前に「明後日、山根さん質問やってもらえますか」と予算委員会、民主党の筆頭理事から言われ
た。何事も原則、断らない性格なので直ぐに快諾した。与えられた時間は片道10分である。片道とは、自分
が話せる時間であり、答弁を入れると通常30分程となる。
ところが質問当日、開会前の理事会で前日の大臣答弁を巡り紛糾し、委員会の開会が55分遅れた。与党で
あり、補正予算を本会議で上げるスケジュールを送らせる訳にもいかないので、急遽、私の質問時間を半分の
15分にするように、との指示があった。質問の何を削り、どう表現するかを1??2分で決めなければならず
焦ったが、何とか自分の頭の中で整理することができた。
野党時代と違い、与党議員の立場からの質問は厳しく、激しく、ではなく、提案型のものでなくてはならな
い。そこで、私は端的に、統合医療について、具体的な提案をすることにした。その一つは、厚生労働省の窓
口を一本化すること。二つには、統合医療の推進についてプロジェクトチームをつくることである。
私は前日の予算委員会直後に、質問の内容・提案を直接、鳩山総理と長妻厚生労働大臣に伝え、明確な答弁
を求めておいた。
果して、お二人の答弁は、これ以上の答え方はないという程、明確で全面的に私の提案を受け入れるもので
あった。
統合医療に関心を持たれていなかった方には、なかなかご理解頂けないかもしれないが、野党時代に在って
は、いくら国会で採り上げても、踏み込んだ答弁は皆無だった。
小泉総理も総論賛成だったが、具体的には何一つ前進することはなかった。又、当時厚労大臣の舛添さんに
も、大臣室で、大幅な予算の増額などについて、一昨年、直談判したが、結局、何も前進させてもらえること
はなかった。
野党議員からの提案では、壁が厚かったのである。
厚労省の窓口を一本化し、省内にプロジェクトチームを編成するという答弁・約束は、厚く、重い扉が漸く
開かれたことを意味するものだと私は思う。西洋医学を身に付けられた有能な先生方が、逆に積極的に統合医
療に取り組まれ、指導力を発揮して頂ければ、日本の医療は大きく転換し、前進することになるのではないか。
◇"鳩山総理の英断"(2月2日)
鳩山総理の施政方針演説は、新しい日本づくりを内外に表明するものだった。種々の政策が述べられたが、
私には地域主権の擁立を唱えたところが嬉しかった。
しかし、最も感動したのは、私が国会議員となってからずっと取り組んできた統合医療についてとうとう
『健康寿命を延ばすとの観点から統合医療の積極的な推進について検討をします』との一文が入ったことだっ
た。
予算委員会に於いて、私が前日、質問通告したことで、厚労省と官邸は鳩首凝議(キュウシュギョウギ=
人々が顔をつき合わせて評議をこらすこと)し、種々議論はあったが、最後は総理の決断により書き加えられ
たと聞く。西洋医学を学ばれてきた優秀な先生方がむしろ、リーダーシップを発揮して頂ければ、日本の医療
は大きく、より国民のニーズに合った変貌を遂げることとなるのではないか。
◇新しい季節(2月3日)
いつもの散歩道にある農家の庭に、白い梅が咲き始めた。わが家の紅梅は、もう少し先になるが、楽しみで
ある。
昨夜は雪。夜中、犬と共に歩く道に足跡はなかった。最初、純白の世界に足を踏み入れることに、些か気恥
ずかしさもあったが、直ぐに心躍るようにルンルン気分に満たされた。朝の散歩で再び同じ道を歩んだが、昨
夜の我々の足跡以外の痕跡はなく、白雪の上を昨夜の印を重ねるように歩いた。
明日から季節が変わる。今年、関東に春の雪は降るのか。ひとりひとりの運気も又、新しい変転を見せてく
る。
◇貴乃花親方の役割(2月4日)
貴乃花親方が相撲協会の理事に選出された。何をどう改革していこうとするのかを、選挙以前にもっと語っ
て欲しかったが、以前、テレビで桟敷を広げたり、本場所の回数を減らすなどの具体的思いを語っていたこと
は、記憶に残っている。
現役の横綱の時、家族である兄・若乃花や親方(父親)、女将さん(母親)の話に全く耳を傾けず、カリス
マ性のあった精神主義者であるトレーナーの話に全幅の信頼を寄せていた。その姿は、私にはすっかり洗脳さ
れた、何か、モノに憑かれている人のようにも見えたりしていた。一途な人は、大きな力を宿すが、時に、バ
ランスを欠き、他者との調和を築くことを不得手ともする。
今の角界には改革すべき多くの課題があるようで、貴乃花親方のように、因習にとらわれない発想と発言が
なければ、大変革は果たせないのも事実だろう。
周囲に気配りをしつつ、バランス感覚も発揮しなければ、改革の実を上げるのは難しいが、それを貴乃花親
方だけに求めるのは、無理があるかもしれない。親方を支える他の親方の果たすべき役割は大きい。
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